伝統のスバルAWDシステムを採用するフォレスターは、SUVブームが訪れるよりも前から多くのファンの心をつかんできた、スバルを代表する1台です。
この記事は、2018年デビューの最新モデル、5代目フォレスター(SK型)のボディカラー解説記事です。
- フォレスターの人気色・ボディカラーランキング
- 写真付きでラインナップする全色を徹底解説
- 現役整備士が気になるボディカラーを深掘り!
以下の目次をクリックすると好きなところから読めます!
5代目フォレスターの人気色・ボディカラーランキング
5代フォレスターの設定されているボディカラーは全部で9色です。
意外と、多いんだね!
- ホライゾンブルー・パール
- ダークブルー・パール
- マグネタイトグレー・メタリック
- セピアブロンズ・メタリック
- ジャスパーグリーン・メタリック
- クリムゾンレッド・パール
- クリスタルホワイト・パール
- クリスタルブラック・シリカ
- アイスシルバー・メタリック
このうち、特別塗装色(オプションカラー)で、+33,000円(税込)の追加料金がかかる色は以下の2色です。
- クリムゾンレッド・パール
- クリスタルホワイト・パール
また、専用装備を備えた人気モデル『X-BREAK』で選択できるボディカラーは、以下のベーシックなモノクロカラー4色です。
- マグネタイトグレー・メタリック
- クリスタルホワイト・パール
- クリスタルブラック・シリカ
- アイスシルバー・メタリック
では早速、人気色ランキングを発表していきます!
1位 クリスタルホワイト・パール
圧倒的人気を誇るフォレスターのボディカラーは、【クリスタルホワイト・パール】です。
ホワイトパール系の色は、どんなクルマにも合う定番色ですが、それだけではなく、力強い走りのイメージと、質感高いスバルの洗練されたデザインを、高い次元で融合し表現したボディカラーと言えます。
白は膨張色でもあるので、SUVのボディデザインが映えて迫力もバツグンです。
真っ白ではなく、パール塗装ですこーしクリームがかった色のトーンが、優しい色合いで万人に愛されます。
ガツガツSUVらしく悪路を走ってボディが汚れても、気にせず洗車しやすいのがいいですね。
ボディカラーとしては優等生の、クリスタルホワイトパールですが、特別塗装色代の+33,000円がまったく気にならないほどに、満足度の高い色です。
X-BREAKになると、男らしさのあるカッコい無骨感が増します。
人気ランキング1位も納得のカッコよさですね
2位 クリスタルブラック・シリカ
2位は【クリスタルブラック・シリカ】です。
クリスタルホワイト・パールと並んで人気の高い色で、とくに2~30代の若い男性を中心に人気があります。
都会的で洗練された印象を受けるボディカラーで、かっこいいファッション性のある色です。
一方で、アウトドア等でガシガシ愛車を使う派には、傷や汚れが目立つので向いていません。
どうしても淡い系統の色と比較すると、ボディメンテナンスに気を遣うのが難点ですが、手のかかる子ほど愛着がわくというもの。
気付けば、クリスタルブラック・シリカのフォレスターの虜になっているはずです。
3位 アイスシルバー・メタリック
【アイスシルバー・タリック】は、いまのスバルのブランドイメージを表す色ではないでしょうか。
人にやさしく、クルマにも優しい安全装備で一歩先を行く。
そんなクリーンで清潔な印象を、アイスシルバー・メタリックはうまく表現しています。
ふつうのシルバーではなく、青みが加わることで「透明感」は2割増し!?いえ、もっとでしょう!
それでいて、シルバー色だからこそ表現できる、プレスラインによってエッジが効いた陰影感から、大人の落ち着きとスタイリッシュなカッコよさが伝わります。
老若男女問わない幅広いユーザー層からの指示により見事人気ランキング3位となりました。
4位 マグネタイトグレー・メタリック
【マグネタイトグレー・メタリック】は硬質感があり、タフで力強いSUVと相性バツグンのボディカラーです。
ダークグレー系のボディカラーは定番色のひとつで、ブラックはお手入れに気を遣うけど、ダークトーンのボディカラーが欲しい…そんなユーザー層の受け皿にもなっています。
光が当たる部分は、明るいシルバーのようにきれいに輝き、影になる部分は濃いグレー色がしっかりと出ます。
意外とメリハリのある色なので、その表情の豊かさの虜いなる人も多いはずです。
大人っぽさもあってさまざまなシーンで万能的に活躍すること間違いなし!
5位 ダークブルー・パール
【ダークブルー・パール】は濃紺色です。
スバルと言えば、WRCで活躍するインプレッサの鮮やかなブルーをイメージする方も多いかもしれませんが、その昔90年代初頭に参戦していた『レガシィ→インプレッサ』の頃は、濃いブルーがイメージカラーでした。
よってダークブルー・パールは、昔からのスバル好きオーナーから強い支持を集めるボディカラーです。
もちろんボディカラーそのものも魅力的な色で、シックで落ち着きのある「オトナ×オシャレカラー」に心奪われる人が続出!
インテリアは、Advanceで選択可能なメーカーオプションのブラウンの本革シートが、ベストマッチ!
オトナ×オシャレ感がさらに増した、ほかのフォレスターとはひと味違った趣のある1台に仕上がります。
一方で、下記のツイートのようにブラックのホイールで足元を引き締め、スポーティーな雰囲気でまとめるのもgoodです。
振り幅の広さが魅力的ですね!
6位 ホライゾンブルー・パール
【ホライゾンブルー・パール】は、同じブルー系統の色でもまったく印象の異なるキレイな色です。
透明感があり、優しく包み込むような色合いが魅力的です。
本来はタフな走りのイメージのある本格派AWD×SUVのフォレスターですが、ホライゾンブルー・パールの色と組み合わせることで、都会派SUVへと変貌を遂げると言っても過言ではありません。
女性オーナーやファミリー層から特に人気があります。
都会派な…といいながらも、緑あふれる自然の景色にも溶け込むホライゾンブルー・パールのフォレスターも、美しさが際立ち、とってもステキです。
きっと長くオーナーに愛されるボディカラーとなるはずです。
7位 クリムゾンレッド・パール
【クリムゾンレッド・パール】はホワイトパール以外で唯一の有料色です。
濃く赤い色に、青みが加わることで紫がかったようにも見えます。
エンジ色とも言うね!
深紅の持つ上品なトーンは、まるで貴婦人のようです。
変に目立つ色では決してありませんが、存在感があるのと、フォレスターのなかではマイナー色でもあるので、クルマ好きのひとは「ん?今のオシャレでカッコいいクルマはなんだ?」と、思わず振り返ってしまうかも?
上品な色合いとフォレスターのデザインがうまく融合しているので、ノーマル状態で乗るのがオススメです。
ただ高級感がるという簡単な言葉で片づけるのではなく、あくまで上品さを感じるところがポイントです。
8位 ジャスパーグリーン・メタリック
【ジャスパーグリーン・メタリック】が、なぜ人気ランキング上位でないのか理解できない!
そんな人が、きっと多いのではないでしょうか?
わたしもそんな一人です。
大地の力強さと包容力を表したアースカラーは、いまの時代の流れに待ちしたトレンドカラーですが、決して色あせることのない、長く愛されるボディカラーです。
また、光の当たり方によっては黄金色に輝くようにも見えます。
夕陽をバックに、ジャスパーグリーン・メタリックのフォレスターをぜひ、眺めてみてもらいたいですね。
芸術品のように美しいです!
人気ランキング上位の定番色では表しきれない個性と、フォレスターらしさを高い次元で融合したジャスパーグリーン・メタリック。
ちなみに、春先って黄砂などであっという間にボディが汚れてしまいますが、その類の汚れが目立ちにくいのが地味に嬉しいポイントです。
9位 セピアブロンズ・メタリック
【セピアブロンズ・メタリック】もまた、ジャスパーグリーン・メタリックとおなじく、光の当たり方によって黄金色に輝く美しさに、気高さすら感じます。
チタンのような質感が、デキる大人の相棒って感じがして、セピアブロンズ・メタリックの愛車の横に立っていると、自然と背筋がピンとしそうです。
実際、車種・メーカーは異なりますが、わたしが以前いた会社の社長の運転手付きのクルマは、ブロンズ系のボディカラーでした。
黒だといやらしい感じがしますが、ブロンズだと親しみやすさもあってよい印象を受けましたね。
すこし、ブロンズについて調べたところ、このような記載を見つけました。
ブロンズは、昇格や富をもたらし、ビジネスにおいてふさわしい人々を引き寄せます。
おぉ…やはりイメージどおりの意味が、セピアブロンズ・メタリックには含まれているということですね。
都会の風景に映える色で、夜の立体駐車場なんかで愛車の写真を撮ると、最高にかっこいい1枚が引き出せそうです。
汚れも目立ちにくく、他人ともあまり被らないですが、周りからは印象の良いボディカラーなので、選んでもきっと後悔することはありません。
今回、人気ランキングの順位は奮いませんでしたが、そんなのまったく関係なく、ステキな色です!
5代目フォレスターの気になる色を現役整備士が深掘り!
ランキングの発表と、全色の解説が終わりました。
ここで現役整備士のわたしが、フォレスターの気になるボディカラーを2つピックアップして、紹介していきます。
ひとつは、現在新車では購入できないボディカラー、もうひとつはわたしがフォレスターを購入するなら、第一候補となるボディカラーです。
ダークグレー・メタリックって知ってる?
クルマは同じモデルでも、定期的に商品改良をおこなっています。
これを、身近で分かりやすい言葉で「マイナーチェンジ」と言います。
マナーチェンジでは、しばしばボディカラーにも手が加えられ、マグネタイトグレー・メタリックは2019年6月のマイナーチェンジ時に追加されたボディカラーです。
マグネタイトグレー・メタリックに置き換わるかたちで廃止になった色が【ダークグレー・メタリック】です。
似たようなグレーだけど、どう違うの?と思うでしょう。
岡山スバル 岡山インター店さんのブログが両方の色を比較できて分かりやすいですね。
ダークグレー・メタリックは、マグネタイトグレー・メタリックと比べて濃い色のトーンをしているので、スポーティーでカッコよさにイメージを振った印象です。
以下の画像は上記ブログより引用させていただいています。
正直、並べれば判別はつくものの、単独であればどちらかの判別は難しいでしょう。
しかしこのように、たかがボディカラーされどボディカラー、クルマのイメージに合わせて日々進化・改良が加えられています。
マグネタイトグレー・メタリックになってグレーのトーンが薄くなったのは、現行のスバル車はスポーティーさに加え、上質感やエレガントさが増してきたからでしょうか。
ダークグレー・メタリックのフォレスターが気になるあなたは、中古車で『2019年6月以前』に登録のものに的を絞って探してみてくださいね!
わたしが買うならジャスパーグリーン・メタリック!個性と気高さの両立!
最後に私が買うならこの色かな~!?というのをピックアップします。
それは【ジャスパーグリーン・メタリック】です。
なぜこの色なのか?
色の印象などはすでに先ほど解説しましたが、こういったくすんだ色のボディカラーって、車種によってはおじ臭くて、地味な印象になってしまったりします。
例えば、セダンなんかはそういった印象になりやすいかもしれません。
しかし、現在のスバルのデザインが、そういった懸念を吹き飛ばしてくれます。
従来のスバルのイメージである走りの力強さはもちろんのこと、先進安全機能で包み込むやさしさの両立を、現在のスバル車はデザインでうまく表現しています。
ほかの車種であれば、敬遠してしまうかもしれないこのボディカラーに、スバル車だからこそ!フォレスターだからこそ!老若男女問わず乗ることができる。
これが大きな理由のひとつです。
カーキ色になってしまうと選ぶユーザー層も限られてきますが、グリーンとシルバーが合わさったような上品さのある色味が、本来この色の持つアウトドア感だけでなく高級感も表現しています。
リセールバリューなどを気にすると、「クリスタルホワイト・パール」や「クリスタルブラック・シリカ」には到底かないませんが、そんなこと一切気にしないという方は一度、実車をご覧になって魅力を感じていただきたいですね。
こんなステキな色が特別塗装色でない点も、ある意味驚き!?
まとめ【5代目フォレスターの人気色・ボディカラーを現役整備士が解説!】
フォレスターは、意外とボディカラーが多くなかなか私たちユーザーをいい意味で悩ませてくれます。
しかも、どの色も洗練された「美しい」という言葉がぴったりな色ばかりです。
当サイトで発表したランキングはあくまで、わたしが調査した結果によるものです。
地域やユーザー層によって、上位の白黒以外は実はあまり人気に大きな差はないことも!
つまり、不人気色が存在しないとも言えます。
この記事の読者の皆さまが、ご自身の満足いくクルマ・ボディカラーに出会えることをお祈りして、この記事は終わりにさせていただきます。
コメント