インサイトは、初代からハイブリッド車という共通点はあるものの、モデルによって大きく異なるキャラクターを持った稀有な存在のクルマです。
2代目はプリウスの直接的な対抗馬として、価格で勝負した一台でした。
一方で3代目(現行型)はミドルセダンとして、上質感を持った大人のセダンへと進化。
そんなインサイトのボディカラーについて、この記事では以下のことについて解説しています。
- インサイトの人気色ランキング
- 各ボディカラーを写真付きで徹底解説
- 中古車でしか選べない⁉廃止されたボディカラーを紹介
気になるところは以下の目次をクリックすると、読みたいところまで飛べるよ!
インサイトの人気色・ボディカラーランキング
インサイトで選択できるボディカラーは、全部で8色あります。
ただ、グレードによって選択肢の限られるボディカラーの設定が多く、理解するのはすこし難しいです。
ぜひ、以下の画像を参考にしてください。
また、8色中5色が特別塗装色(メーカーオプションカラー)です。
+38,500円(税込)のボディカラーは以下の3色です。
- スーパープラチナグレー・メタリック
- プラチナホワイト・パール
- ルーセブラック・メタリック
+60,500円(税込)のボディカラーは以下の2色です。
- プレミアムクリスタルブルー・メタリック
- プレミアムクリスタルレッド・メタリック
1位 クリスタルブラック・パール
インサイトでもっとも人気のあるボディカラーは【クリスタルブラック・パール】です。
やっぱり、車格のあるセダンといえば黒or白!
そのうちでも多くがホワイトパール系のほうが売れ筋であることが多いですが、インサイトはクリスタルブラック・パールのほうが人気です。
伸びやかでロー&ワイドなフロントフェイスとブラックパール色の組み合わせは、THEカッコいい!
よい意味で厳つさが出て男心をくすぐりますが、決して男性人気だけが高いのではなく、男女・年齢問わず多くのオーナーさんを魅了するボディカラーです。
愛車へのこだわりがあるオーナーさんも多く、ほかの色と比較したときにブラック色特有の「洗車に気を遣う」「キズが目立つ」といったデメリットもなんのその!そんな苦労も含めて、カーライフを楽しむ方が多いです。
インサイトを買うと決めたときから、色を選ぶなら黒!と決めたいた方も多いのでは?
2位 プラチナホワイト・パール
続いて人気なのが【プラチナホワイト・パール】です。
クリスタルブラック・パールにはない、上品・上質さを持ったのがプラチナホワイトパールです。
オトナの上級セダン…という雰囲気をまとった佇まいには、厳かな印象すら受けます。
どんな人から見ても印象が良く、シチュエーションを選ばず、オン・オフ問わず乗れるのも人気のポイントです。
フロントフェイスグリル上の横一文字のメッキが、品格を持たせるアクセントにもなっていますね。
一方で、メッキ部分をブラックアウトするとホンダ車らしいスポーティーな雰囲気が出ます。
ゆったりセダンに乗りたい人から、ホンダ車らしい走る楽しさを味わいたい人まで、幅広いユーザー層を取り込むボディカラーこそ【プラチナホワイト・パール】だと言えるでしょう。
3位 スーパープラチナグレー・メタリック
【スーパープラチナグレー・メタリック】は、いわゆるガンメタのボディカラーです。
金属のような質感で、ボディのエッジが際立つ様子は妖艶な雰囲気すらも感じさせます。
夕暮れ時や、夜のイルミネーション街などボディの明暗がはっきりと出るようなシチュエーションでは特に、スーパープラチナグレー・メタリックの魅力が倍増します。
特別塗装色(有料色)であることも納得の美しさに、オーナー満足度の高いボディカラーです。
また、汚れが目立ちにくいという点で洗車をあまりマメにしないという方が、ほかの色と天秤にかけて悩んだ末に行き着くボディカラーです。
強く主張するような色ではないですが、どんな風景にも違和感なく馴染むところに好感が持てますね。
4位 プレミアムクリスタルレッド・メタリック
【プレミアムクリスタルレッド・メタリック】は、真っ赤で存在感のある色です。
アメリカンな雰囲気が出て、スポーティーさにも磨きのかかるボディカラーで、USスタイル好きの方には堪らないボディカラーです。
一方で、プレミアムクリスタルレッド・メタリックの赤色は、深みのある質感高い赤で、誰からも「いい色だね」と言ってもらえること間違いなしです!
最近は「赤色といえばマツダ車」というイメージが強いので、クルマにくわしくない人からはマツダ車と間違えられるかも…⁉
力強くも流麗な、すこしクーペルックなサイドフォルムが、ひときわ美しく見えるボディカラーです。
個人的には、シンプルに「ローダウン&ホイール交換」するだけで、オトナのスポーツセダンとしての貫禄が出るのでオススメです。
加えて、ワンポイントでブラックアウトされパーツやメッキパーツを適度に使うことで、分かる人には分かる、ナチュラルでさり気ないクルマいじりを楽しむことができますよ!
5位 コスミックブルー・メタリック
若返りを図った現行インサイトですが、おじさん世代にも刺さる貴重なミドルセダンらしく、しっとり大人しく乗りたい!そんな方にオススメなのが【コスミックブルー・メタリック】です。
コスミックは「宇宙の…」という意味で、ボディカラー名はブルーと言ってはいますが、どちらかというと黒に近い、青みを含んだ濃いネイビー色と説明するのが適切でしょう。
まさに夜空(宇宙)のような、パッと見ではその魅力に気付かないものの、見れば見るほど、どんどんその良さに気づき知らぬ間に虜になっているのがコスミックブルー・メタリックです。
どちらかというと、小傷やボディにくすみなどがあると分かりやすい色なので、ガラスコーティングの施工をしておき「メンテナンスを楽に+ボディを少しでも良い状態に保つ」ことをオススメします。
6位 ルーセブラック・メタリック
【ルーセブラック・メタリック】はなかなか言葉で表現するのが難しい色です。
初代ヴェゼルでも採用されていたボディカラーで、街中で見かけたことがある方も多いはずなので、記憶の奥の引き出しからそのイメージを呼び起こしていただけると嬉しいです(笑)
ブラックとは言っても、黒というにはちょっと違います。
くすんだ薄い紫を含んだ、またはグレーがかった色とでも言いましょうか。
「陽の当たるところでは、茄子色」とレビューしている人もいましたが、言いえて妙!…非常に分かりやすい例えだと思います。
というわけで地味な色に見えて、実は一癖もふた癖もあるボディカラーです。
もしルーセブラックが気になっているのであれば他車種でも構わないので一度、実物の色を確認してから決めたほうが良いでしょう。
ちなみに『EX・BLACKSTYLE』というグレードでしか選択できないボディカラーです。
7位 プレミアムクリスタルブルー・メタリック
【プレミアムクリスタルブルー・メタリック】は透明感のあるブルーが、スポーティーセダンにとてもよく似合うボディカラーです。
この価格帯のセダンで、こんなにもブルーメタリックの色が似合うクルマはほかにはないでしょう。
いまのホンダデザイン!今のインサイトだからこそ、ぜひ選んでおきたいボディカラーです。
また、2~30代の男性を中心に人気のあるボディカラーです。
スポーティーにまとめたい人は白のスポークタイプのホイールで仕上げると、一気に引き締まってカッコよさ倍増ですのでオススメです。
街中でも、セダン×ブルーの組み合わせは決して多くないので、人とは被りたくないうえにちょっぴり目立ちたい欲求がある方はぜひ、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
8位 シルバーミストグリーン・メタリック
2020年5月のマナーチェンジで追加された 『EX・PRIME STYLE』 グレードのみで選択可能なボディカラーが【シルバーミストグリーン・メタリック】です。
若草色をワンポイントにした、本革×ウルトラスエードでアイボリー色のコンビシートを採用した 『EX・PRIME STYLE』 にぴったりな、オシャレカラーです。
ただし、シルバーミストグリーン・メタリックは、霧がかった深い森を彷彿とさせる、唯一無二の存在感を示す色でステキなボディカラーですが、アイボリーの内装色しか選べないところが残念なポイントです。
内装色がネックで候補から外すことになるひともいて、ベーシックなブラック色の内装を求めているユーザーは多いです。
シルバーミストグリーン・メタリックは、良くも悪くも珍しい色をしているので、ほかのボディカラーと比較して選ばれることは多くありませんが、内装色のおかげで購入に至るハードルがさらに上がってしまっています。
インサイトでラインナップしているボディカラーのなかで唯一、InstagramやTwitterでも見つけることができなかった色です。
人気ランキング最下位は誰しもが納得の結果がゆえに、その希少性はかなりのものです!
おそらく、同じボディカラーのインサイトを見つけることは至難の業でしょう(笑)
…というわけで、他車種にはなりますが「シルバーミストグリーン・メタリック」の写真はコチラ↓
いまはもう中古車でしか購入できない!廃止されたボディカラー2色を紹介
クルマはマイナーチェンジや年次改良で、さまざまな仕様変更やアップデートが施されます。
ボディカラーもその一つで、インサイトでは今はもう新車で購入できないボディカラーが2色あります。
モダンスティール・メタリック【2018.12~2019.9】
【モダンスティール・メタリック】は、ダークグレー・ガンメタ系のボディカラーです。
人気ランキングで3位だった「スーパープラチナグレー・メタリック」と入れ替わるかたちで、2019年9月までラインナップされていたボディカラーで、わずか1年足らずで廃止となりました。
後継色が出ていることもあって、あえて「モダンスティール・メタリック」を選ぶという方はまずいないでしょう。
2台を並べてみないとその違いもはっきりとは分からないでしょうから、インサイトの中古車および新車購入に際して、特に気にする必要はないでしょう。
ルナシルバー・メタリック【2018.12~2020.5】
デビューから1年半、販売されていたボディカラーが【ルナシルバー・メタリック】です。
シルバー色のセダンは一定の需要があるので、ラインナップされなくなってしまったことがもったいないですね。
シャープできりっとした印象を受け、場面を選ばず使える万能なボディカラーは、メンテナンスがしやすい点も魅力的なポイントです。
落ち着いたクリーンな見た目を重視して、長く大切にインサイトに乗りたい方は、ぜひ中古車で「ルナシルバー・メタリック」のインサイトを探してみてはいかがでしょう。
まとめ【インサイトの人気色・ボディカラーランキング!】
インサイトは人気のあるボディカラーが1~3位までに集中しており、加えて販売台数が決して多くない「ミドルセダン」というカテゴリーも相まって、白黒グレー以外のボディカラーはどの色もレアカラーといっても過言ではありません。
よって、クルマ選びにおいて、周囲と被るのはあまり好まない…という方にはかなりオススメの1台です。
ダーク系のボディカラーが多いので、もう1色だけでもトーンの明るい華やかな色があってもよいかもしれません。
また、グレード構成と選択できるボディカラーがややこしいので、もう少しシンプルなラインナップにしてもらえた方が、クルマを買う側としてはありがたいですね。
最後に…
個人的には、実際の人気そのものが表しているように、「プラチナホワイト・パール」「クリスタルブラック・パール」を選んで、インサイトの洗練されたデザインが活きる純正に近いカタチでシンプルにクルマをまとめ上げて、乗ってみたいですね!!