大人気トヨタ ヤリスは、ヴィッツの後継者として2020年2月にデビューしましたが、1ヶ月で3万7000台の販売と絶好調です。
そして、ひと段落して売れ筋のグレードやメーカーオプションの情報も出揃ってきました。
この記事では以下のことを解説しています。
ヤリスの関連記事をほかにもいくつがご用意しています。
ご興味のある方はぜひ目を通していってもらえると嬉しいです!
↓目次より好きなところからサクっと読めます!!↓
ヤリスの売れ筋グレードとその違いを解説
ヤリスの各パワートレインごとのグレード構成は以下のようになっています。
パワートレイン | Z | G | X | X”Bパッケージ” |
ハイブリッド | 〇 | 〇 | 〇 | |
1.5Lガソリン | 〇 | 〇 | 〇 | |
1.0Lガソリン | 〇 | 〇 | 〇 |
グレードは左から順に、上級グレード→中級グレード…となっており、エントリーモデルの「X”B”パッケージ”」が設定されているのは、ガソリン1.0Lモデルのみとなっています。
ヤリスの売れ筋グレードとその販売比率
ヤリスで売れ筋のグレードは以下のようになっています。
ガソリン・ハイブリッド両モデル合算での数値となっています。
グレード | 販売比率 |
Z | 30% |
G | 30% |
X | 35% |
およそ6割のユーザーが、最上級または2番目にいいグレードを選んでいます。
残り4割がベースグレードの「X」または「X”B”パッケージ”」ですが、実際には残り4割のほとんどが「X」を選んでいるので「X」は35%としています。
ここ数年はメーカー・車種問わず、ユーザーの安全意識向上の観点から、標準装備が充実した上級グレードに人気が集まる傾向にあります。
ヤリスの売れ筋グレードの装備の違い
ヤリスのグレードごとの違いについて、様々な項目ごとに比較してみました。
正直、ユーザーにとってはどうでもいいような分かりにくい部分は割愛しています!
ホイールサイズ
ヤリスは標準ですべてのグレードで、【鉄チン(スチール)ホイール+ホイールキャップ】の組み合わせです。
異なるのは14インチか15インチかです。
最上級グレードの「Z」と、ハイブリッドモデルの4WDは15インチで、そのほかはすべて14インチです。
タイヤ代はもちろん小さいサイズの14インチのほうが安いです。
ほんのわずかな差ですけどね
ちなみに、以下の場合に限りメーカーオプションでアルミホイールが選択可能です。
- 最上級グレード「Z」…16インチ
- 中級グレード「G」…15インチ
以下のツイート2枚目の写真がアルミホイールですが、カッコよくて大きく印象が異なりますね。
フッフッフ…
— kiba (@kiba_hktnkn) March 8, 2020
最初で最後の新車と決めて購入したヤリス君
昨日納車で引き取りに行ってきました😎😎😎
いやほんとかっこいい pic.twitter.com/tyr2uZ4nEQ
エクステリア・灯火装置
最上級グレード「Z」は、見た目での高級感で、そのほかのグレードと差別化しています。
- フロントグリル…ブラック塗装
- ドアベルトモール(窓枠のこと)…サテンクローム
- リヤルーフスポイラー…大型化
ヘッドライトおよびテールライトは、最上級グレード「Z」のみがLEDタイプです。
中間グレードの「G」であれば、メーカーオプションで同じLEDタイプに変更可能です。(+82,500円)
ただし、どちらもマニュアルレベリングです
いまどき、オートレベリングじゃないのはなぁ…
・オートレベリング→自動で光軸調整
・マニュアルレベリング→ドライバーがダイヤルを回して自分の感覚で調整
安全装備
LTAの解説動画(トヨタ公式)
自動で駐車してくれる機能ですね
バックガイドモニター(バックカメラ)は、ハイブリッドモデルの最上級グレード「Z」と中間グレード「G」のみが標準装備で、そのほかのグレードはすべてオプション装備となります。(+16,500円)
操作系
メーターはベースグレードの「X」のみがアナログメーターで、それ以外にはデジタルメーターが採用されています。
ステアリングおよびシフトノブは、最上級グレード「Z」のみが本革巻きで、そのほかのグレードはすべてウレタン製です。
ベースグレード「X」の2WDモデルとエントリーグレード「X”B”パッケージ”」は、【ワイヤレスドアロックリモートコントロールシステム】(簡単に言えば昔ながらのキーを挿して回してエンジンをかけるタイプ)が採用されています。
メーカーオプション(+35,200円)を選択すれば、そのほかのグレードと同様に【スマートエントリー&スタートシステム】(今どきのプッシュボタンを押してエンジンを始動するタイプ)に仕様変更することが可能です。
シート関連
シート素材やシート形状もグレードによって異なります。
メーカーオプションで変更できるものもグレードによって異なりますが、ベースグレード「X」・エントリーグレード「X”B”パッケージ”」は、ブラックファブリックから変更することは不可です。
グレードによってシートやカラーコーディネイトが変わると、インテリアの雰囲気・印象も大きく変わりますね
シートヒーター・買い物アシストシート(助手席に置いたものが前に転がり落ちないようにするストッパー)・運転席イージーリターン機能(記憶させたい位置からレバーを引きながらシートを下げると、次回乗車時に同じようにレバーを引きながらシートを前に動かすと、記憶した位置でシートが止まるというもの)は、最上級グレード「Z」のみに標準装備です。
ちなみに中間グレード「G」で選択可能な【コンフォートシートセット】というメーカーオプションを選べば、上記3点セットが装備されます。
※コンフォートシートセットについては後ほど解説
でも電動パワーシートの設定がないのは、ヤリスのデメリットだね。
ライバル車種ではメモリ機能付き電動パワーシート付きのクルマもあるからね。
インテリア系
インテリア・収納・空調も、グレードによって異なります。
上級グレードはメッキや、ソフトパッド素材の採用、ピアノブラック素材の採用などを積極的におこない上質な空間を演出します。
一方で、エントリーグレード「X”B”パッケージ”」やベースグレード「X」は樹脂素材で簡素化されています。
具体的には細かい部分が多くなるので、ここでは割愛します。
また、ガソリンモデルのエントリーグレード「X”B”パッケージ”」とベースグレード「X」のみが、マニュアルエアコンです。
それ以外はすべて、オートエアコンです。
最上級グレード「Z」のみ、ナノイー機能がついています。
ナビ・オーディオ
ナビはグレードごとに大きさが異なります。
- 7インチ…エントリーグレード「X”B”パッケージ”」、ベースグレード「X」
- 8インチ…最上級グレード「Z」、中間グレード「G」
スピーカーはグレードごとに数が異なります。
- 2スピーカー…エントリーグレード「X”B”パッケージ”」、ベースグレード「X」
- 6スピーカー…最上級グレード「Z」、中間グレード「G」
2スピーカーは左右のフロントドアのみ、6スピーカーは前後左右のドアと、左右Aピラーにツイーターが入っています
「G」グレードのみ選択可能なコンフォートシートセット
先ほど触れた【コンフォートシートセット】は、+51,700円のメーカーセットオプションで以下10個の装備がセットになっています。
- マルチカラーファブリックシート表皮
- ヘッドレストセパレート製フロントシート
- 運転席イージーリターン機能
- シートヒーター(運転席・助手席)
- 買い物アシストシート
- ローズメタリック加飾
(フロントコンソール・ドアインナーガーニッシュ、ステアリングベゼル) - ピアノブラック塗装メーターリング
- 助手席シートバックポケット
- 助手席シートアンダートレイ
- LEDアンビエント証明
(インサイドドアハンドル、フロントコンソールボックス)
+51,700円で、これだけの装備が追加されて快適&上質になるので、かなりオススメです
ヤリスのガソリンとハイブリッドの販売比率
ヤリスのガソリンとハイブリッドモデルの、はじめの約1か月の受注状況からわかった販売比率は以下のとおりです。
パワートレイン | 販売比率 |
ガソリン | 55% |
ハイブリッド | 45% |
ほぼ半々という認識でよいでしょう。
また、販売価格帯(2020年3月現在)は以下のようになっており、最大で100万円以上の差があります。
パワートレイン | 販売価格帯(税込み) |
ガソリン | 139.5万円~212.4万円 |
ハイブリッド | 199.8万円~249.3万円 |
WLTCモード燃費は、ガソリンモデルとハイブリッドモデルでおよそ10.0km/L~15.0km/Lも異なります。
燃費の差、車両価格差からくる初期投資額の差、維持費の差、普段の使用状況など、それぞれのニーズに合ったモデルを営業スタッフと相談して決めましょう
ヤリスの装着率の高いメーカーオプション3選
ヤリスの装着率の高いメーカーオプションBEST3は以下のとおりです。
メーカーオプション名 | 装着率 |
バックガイドモニター | 70% |
インテリジェントクリアランスソナー | 50% |
BSM&RCTA&インテリジェントクリアランスソナー | 30% |
ここからわかることは、いずれも「安全性」の面でドライバーにとってプラスになる装備だということです。
いかに、安全装備に対するユーザーの意識が高いかが分かりますね
ただ、全グレードでサポカーSワイドに該当するライバル車種(マツダ デミオなど)がいるなかで、【インテリジェントクリアランスソナー】を装着しなければサポカーSワイドに該当しないヤリスは、すこし遅れを取っているとも言えるかもしれませんね。
(考えようによっては、選択肢が幅広いとも言えますが…)
バックガイドモニター
バックガイドモニターが標準装備されているのは、ハイブリッドモデルの最上級グレード「Z」と中間グレード「G」です。
7割のユーザーがオプションとして装備しているということは、ほとんどのユーザーがバックガイドモニターを必要としていることが分かります。
今や、小さなクルマでもあって当たり前の装備になったね
インテリジェントクリアランスソナー
見えない部分の障害物も検知してお知らせしてくれ、アクセル・ブレーキの踏み間違い時にブレーキサポートを行ってくれる【インテリジェントクリアランスソナー】も安全運転の心強い味方です。
あるにこしたことがないこの装備も、ヤリスユーザーの半数の方が選ばれています。
売れ筋オプション3位の【ブラインドスポットモニター&リヤクロストラフィックオートブレーキ&インテリジェントクリアランスソナー】にも組み込まれている装備なので、そちらも合わせるとヤリスユーザーのおよそ8割で装備されていることになります。
ヤリスには必須のオプションと考えて間違いないでしょう
ブラインドスポットモニター&リヤクロストラフィックオートブレーキ&インテリジェントクリアランスソナー
先ほどの「インテリジェントクリアランスソナー」に加えて、後方の接近車両に対する予防安全装備をプラスしたメーカーオプション装備が、【ブラインドスポットモニター&リヤクロストラフィックオートブレーキ&インテリジェントクリアランスソナー】です。
「ブラインドスポットモニター」は、走行中に死角になりやすい隣レーンの斜め後方を走行している車両を検知して、ドアミラーのインジケーターを点灯させてお知らせ。
また、その際にウィンカーを出して車線変更をおこなおうとした場合に、インジケーターを点滅させてドライバーに危険をお知らせします。
「リヤクロストラフィックオートブレーキ」は、駐車場からバックで出る際の死角をセンサーで検知してドアミラーのインジケーターの点滅と、警報音によりドライバーにお知らせします。
これらもまた、安全運転・危険予防には欠かせない必須の装備です。
まとめ【ヤリスの売れ筋グレードの装備を比較!装着率の高いメーカーオプションも紹介】
ヤリスに関する記事は、ほかにもご用意しています。
ヤリスの人気色・カラーランキング!各カラーの特徴をプロの整備士が解説【新型/2020年】
あなたのクルマ選びの参考になれば嬉しいです♪
また、ヤリスの値引きが思ったよりも多くなかった…とお悩みのあなたには、以下の記事を読んでみていただくことをオススメします。
ディーラーマンが教える
【車を高く下取りしてもらうためにユーザーができること】
を知りたい方
\\↓こちらをクリック!↓//