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やっぱりマツダがすごい!世界で認められるデザインと各国での受賞歴まとめ

元々、マツダディーラーで10年以上整備士として働いてきたわたし。

わたしの周りだけ…ではないはずですが、絶対にこのメーカーじゃないとダメだ!という思いで就職先を決める整備士の専門学生はそこまで多くないように思います。

わたしも、そのパターンでスポーツカーが好きだったので、なんとなく当時のマツダのデザインがアクセラやアテンザといった乗用車もシュッとしててカッコいいから…という理由でマツダのディーラーへの就職を決めました。

リーマンショック前後で日本の自動車業界全体が冷え切っていた時代から、起死回生の2012年初代CX-5デビューとその後の第6世代商品群~第7世代車種デビューまでを最前線でみてきましたが、そこにはたくさんのワクワクが詰まっており、知らず知らずのうちにマツダというメーカーにゾッコンになっていました。

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そんなわたしがこの記事で紹介するのが、世界で認められるマツダ車に与えられた賞の数々です。

「マツダいいよねぇ!」…と、語ったところで「いやいや世界のト〇タの比にならない」「所詮はシェア率5%」「みんな同じ顔」「もう飽きた」と、散々な言われようなことも…。

そんなひとたちに、いやいや日本だけならまだしも、海外でもこんなに評価されてるんだよぉぉぉおおおお!!!!!…という、実績と裏付けを解説していきましょう。

目次

オシャレの本場ヨーロッパで評価されるマツダデザイン

https://www.mazda.co.jp/

マツダのデザインは、鼓動デザインとよばれる生命感あふれる造形美をあらわしたデザインが特徴です。

ボディカラーもデザインの一部と捉え、匠塗-TAKUMINURI-第一弾のソウルレッドプレミアムメタリック(現在はソウルレッドクリスタルメタリックに深化)をはじめて見たときは、その美しさに圧倒されたことを覚えています。

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いまでも、ソウルレッドはマツダというメーカーの代名詞だね

そんなクルマの見た目を評価する『ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー』という賞があります。

カナダに本拠地のある「ワールド・カー・アワード」(2020年現在、26か国で活動する86名の選考委員により中立的に評価)が、2006年より発表しています。

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マツダのクルマはこの賞の大賞の常連といっても過言ではありません。

2016年ロードスター・2020年MAZDA3が大賞受賞!

https://www.mazda.co.jp/

世界中には数百を数える、大小さまざま・多くの自動車メーカーが存在します。

そんななかで2021年現在、これまでに2車種も「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」大賞を受賞するマツダは、すごいです。

もっとすごいのが、これまでにマツダの2車種以外で受賞した日本車は皆無である点です。

参考までに過去の受賞車種をまとめました。

年次車種
2021年4/20発表予定!
2020年マツダ・MAZDA3
2019年ジャガー・I-PACE
2018年ランドローバー・レンジローバー ヴェラール
2017年ジャガー・F-PACE
2016年マツダ・ロードスター
2015年シトロエン・C4カクタス
2014年BMW・i3
2013年ジャガー・Fタイプ
2012年 ランドローバー・ レンジローバー イヴォーク
2011年アストンマーティン・ラピード
2010年シボレー・カマロ
2009年フィアット・500
2008年アウディ・R8
2007年アウディ・TT
2006年シトロエン・C4

近年では、イギリスの高級自動車メーカー「ジャガー」が多く受賞しています。

やはり過去の受賞歴を見ても全体的に欧州車の独壇場と言えるなかで、名前を残すロードスター(海外名:MX-5またはミアータ)と、MAZDA3はさすがです。

MAZDA3の受賞理由は以下のとおりです。 (引用元:マツダ公式HP

MAZDA3のデザインは、「Car as Art(アートとしてのクルマ)」というマツダデザインの哲学を追求し、世界で高い評価を受けている「魂動デザイン」をさらに深化させています。

日本の美意識に基づく「引き算の美学」でクルマのフォルムから不要な要素を削ぎ落し、滑らかなボディの面を走る繊細な光の移ろいによって豊かな生命感を表現する、独自の造形を創り出しました。

そのうえで、ハッチバックではエモーショナルさを、セダンではエレガンスさを追求し、「MAZDA3」というひとつのネームプレートのもと、まったく異なる2つの個性をつくり上げています。

ロードスターの受賞理由は以下のとおりです。(引用元:マツダ公式HP

新型マツダ ロードスターのエキサイティングで他とは全く違った斬新なデザインは、ユニークなスモールスポーツカーというこの車の存在に完全にマッチしている。

初代ロードスターのデザインスピリットを継承しつつも、間違いなくマツダファミリーの一員とわかるデザインは、今の時代の最先端の美しさを表現している。

すべてにおいて並外れたデザインである。

4代目ロードスターのフルモデルチェンジにおいて、マツダは現代的で革新的な方法を選択した。

その機敏さや軽快感は視覚的に表現されていて、ロードスターの伝統は継承されている。

100メートル離れたところからでもロードスターだとわかるだけでなく、同時に4代目ロードスターだということがすぐに見て取れるデザインである。

TOP3ノミネートも含めるとさらにすごい!

カーオブザイヤーと名のつくものは、その多くが最終的に大賞が決まるまでに、まずはノミネート(選出)されてから、いくつかの段階を経て、車種が絞られていきます。

「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」 だけに絞った過去のノミネート実績は以下のとおりです。

年次車種実績
2021年TOP3MX-30
2020年TOP3MAZDA3
2017年TOP5CX-9
2016年TOP3CX-3
2014年TOP3アクセラ
2013年TOP3アテンザ
2008年TOP3デミオ

CX-3がTOP3にノミネートされている年の大賞はロードスターなので、TOP3のうち2車種がマツダ車というなにか、裏で変な力が働いているのか?…というような結果に(笑)

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特に近年では、もはや常連といっても過言ではありません。

その他、デザインに関する賞はさまざまな国でコンセプトカー含め受賞!

VISION COUPE

フランスのパリで開催されている「Festival Automobile International(国際自動車フェスティバル)」において、2018年は「マツダ VISION COUPE」、 2015年には「Mazda RX-VISION」 「Most Beautiful Concept Car of the Year賞」に選出。

2016年には、デザインの本場と言われるイタリアにおいて 「Mazda RX-VISION」が、 「2016 Car Design Award(カー・デザイン・アワード)」(コンセプトカー部門)を受賞。

RX-VISIONhttps://www.mazda.co.jp/

つまり、もっとも美しいコンセプトカーとして各方面で評価されているということです。

また、2015年にはドイツの自動車デザイン賞「Automotive Brand Contest(オートモティブ・ブランド・コンテスト)」において、 まとめて以下の3つのデザイン賞を受賞しています。

  1. グローバルデザイン部門:「チームオブザイヤー」部門賞
  2. 量販車カテゴリー:「CX-3 エクステリアデザイン」部門賞
  3. バイク・バイ・コドー・コンセプト:「パーツ&アクセサリー」部門賞

このコンテストにおいて、マツダのデザインは以下のように評価されています。

ドイツデザイン評議会は、次のように述べています。「他社のデザイン戦略とは異なり、マツダのデザインテーマ『魂動』は、デザイン言語を規定しておらず、それゆえに、マツダのデザインチームでは期待を上回るデザイン提案が常に奨励されている。このことが、マツダの現行ラインアップのクルマが、活き活きとした動きを表現しながら、それぞれの個性を際立たせる要因となっている。」

マツダ公式ニュースリリース

ここで紹介させていただきたコンテスト・賞だけでも、アメリカからフランス、ドイツと自動車先進国において、マツダのデザインが評価されていることが、その実績からも明らかです。

日本だけじゃない!世界各地で「カーオブザイヤー」を受賞!歴史上初の快挙も!

数えきれない賞を受賞しているマツダ車!

スカイアクティブテクノロジーがすべて投入された第一弾として、初代「CX-5」が発売された2012年以降の各国で受賞した賞をまとめました。

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ちなみに、先ほど紹介したデザイン賞は除いて紹介します。

特に近年、多くの賞をさまざまな方面で獲得していることがわかります。

2020年には、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー大賞は逃したものの、TOP3に「MAZDA3」と「CX-30」が残るという快挙!

また、MAZDA3が2020年・2021年と2年連続でカナダ・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました 。

同賞において2年連続受賞は賞の歴史上初の快挙で、海を越えた海外でもマツダ車が業界人から高く評価されていることが分かります。

ロードスター RFhttps://www.mazda.co.jp/

2016年には、ロードスターが「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」をW受賞したことも記憶に新しいですね。

ロードスター(人馬一体)というクルマは、マツダにおいてロータリーエンジンと並ぶ企業のアイデンティティです。

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世界で一番売れているライトウエイトスポーツカーとして、ギネス世界記録を更新し続けるのは、こうした世界中の自動車愛好家からの高い評価があってこそです。

それが初代から続き4代目のND型ロードスターとなっても、揺るがない地位として確立されているのは本当に素晴らしいことですね。

まとめ

https://www.mazda.co.jp/

マツダの世界各国で受賞してきたコンテスト・賞を紹介してきました。

日本国内ではわずか5%ほどの小さなシェアしか持たないマツダは、スカイアクティブテクノロジーを全面に押し出して以降、いまからトヨタのようにシェアを大きくすることはできないと明言しています。

その代わり、マツダを選んでくれる5%のユーザーが「心からマツダ車を選んでよかった」と思ってもらえるようなクルマづくりをしよう…!とメーカーは考えています。

「マツダデザインは飽きた」「個性がない」という声も近年では聞かれますが、デザインに一本筋の通った幹があり、それをMAZDA2(コンパクトカー)から、セダン(MAZDA6)、大型SUV(CX-8)、スポーツカー(ロードスター)まですべてのボディサイズ・カテゴリーにまで違和感なく落とし込むことは簡単なことではないと、わたしは考えます。

それでいて、第6世代から第7世代への移行に伴い、一目でマツダ車とわかる鼓動デザインは踏襲しつつも、決して古臭さが残るわけではなく、むしろ洗練され目新しく、わたしたちユーザーの目を楽しませてくれていることは間違いありません。

先ほど解説したように、マツダは万人受けはそもそも狙っていません。

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むしろわたしのような、市場全体のなかでは少数派のマツダファンの心にさえ響けばそれでOKなのですから、この記事のまとめの文も、もしかしたら過半数のひとは「盲目なマツダ信者やないか!」…と、共感できないかもしれません(笑)

それでも、国内だけならまだしも実際にマツダのデザインが海外でも通用して、デザインの本場ヨーロッパでも評価されている事実があることはたしかです。

しかも、ほかの日本車メーカーのクルマはノミネートすらされていないのですから。(ディスっているわけではありません。賞というカタチにはならずとも、素晴らしいデザイン、カッコいい日本車は各メーカーたくさんあります)

そこは、マツダ好きのひとのみならず日本人として世界に胸を張れることでなないでしょうか。

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これまでマツダに一切興味がなかったという方も、一度、これを機にマツダ車に触れてみませんか?

この記事を書いた人

元某国産ディーラー→現在は高級欧州車ディーラーの現役自動車整備士。
合格率3%とも言われるメーカー最上位資格を取得。

整備の技術・知識を競う全国大会にも会社代表で出場するなど、整備士としてやることはやりきってきました。

それらを活かしたカーライフに役立つ知識や、ライフスタイルに関する情報を発信しています。

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