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車両保険って自動車保険となにが違うの?素人でもわかりやすく解説するよ!

先日、義理のお姉さんがクルマの免許をとり、人生初のクルマの購入を考えていました。

わたしはクルマ屋なので、お金のことも含めて相談に乗っていたのですが、保険のはなしになったときに


「え、そもそも自動車保険と車両保険って別モノなの?」

「言い方のちがいだけじゃないの?」


と言われました。

あなたもそんなひとりですか?

では、そんなあなたにわかりやすく

【自動車保険】【車両保険】

の違いを解説しましょう!

 
目次

自動車保険と車両保険は別モノ

 
冒頭でも書きましたが


「え、そもそも自動車保険と車両保険って別モノなの?」

「言い方のちがいだけじゃないの?」


そう思っていた、あなた!別に恥ずかしいことではありません。

たしかにクルマ屋のわたしたちにとってはごくごく当たり前の知識も、クルマに興味のないふつうの人はそんなものです。

【自動車保険】【車両保険】は、ことばの語呂は似ていますが別モノです

では、それぞれどういう意味なのかを簡潔に説明しましょう。

 

自動車保険とは

自動車保険は、各保険会社が自動車を買って運転する人に向けて提供している任意保険です。

わかりやすく解説しましょう。


あなたがもし運転していて…
  • 事故して他人にケガを負わせた

  • 事故して同乗者にケガを負わせた

  • 事故してモノを壊した

  • 事故して相手のクルマを傷つけた

  • 事故して自分のクルマを傷つけた
 

などなど…。


【自動車保険】は、とにかく不慮の事故の時に身銭を切ることがないよう、人生を棒に振らないように保険で備えましょうね
 

というものです。

自動車保険はあくまで任意保険なので入らなくてもいいですが、それは倫理的にあり得ない】といっても過言ではありません。


月々たったの数千円をケチったがために、事故で相手が亡くなったとき(もちろん、そうでなくても重大な傷害を負わせた場合でも)、その賠償を一生をもって償わなければいけなくなるのですから。

心もお金も、考えられないくらい大きなダメージを受けるのです。

ヒロ
ヒロ

自動車保険の加入はマナーであり、相手も自分も守るための大切なものです。

任意ではありますが、必ず加入しましょう!!

 

車両保険とは

いっぽうで、車両保険とはなんなのでしょうか。

簡単に説明します。

【車両】は、その言葉のとおりあなたの愛車のことを指します。

車両(愛車)のための保険。

つまり、あなたのクルマが事故などでなにかあったときに、保険で直しますよー

というものです。


これは先ほど《自動車保険とは》の見出しで説明した、

事故して自分のクルマを傷つけた

に該当します。


ここまで言うともうお分かりでは?

【自動車保険】【車両保険】の関係性を、分かりやすく図解で説明すると以下のようになります。

 
つまり、車両保険は自動車保険のなかにあるさまざまな特約のひとつということです。

 

車両保険をつけると保険料がグーンと高くなる

 
クルマはあなたにとっての財産です。

価値のあるモノです。

それを修理するためにはお金が必要です。

しかも事故をすれば、数十万円〜の修理費用が当たり前の世界です


もし、あなたが事故を起こしたとします。

【乗っている人がボロボロなのにクルマはキレイなこと】はありませんが、【乗っている人がなんともなくてもクルマはボロボロなこと】はあるはずです。


もしもの事故の場合、処置(修理・療養)にかかるお金は、クルマを修理するためのことのほうが圧倒的に多く必要となります。

そんな、もしものときに備える保険なのですから、保険料そのものが高くなることは自然なことですね。

保険料は、保険料率といって車種ごとにランク分けされ、事故の多いクルマほど高くなります。

ちなみに車両保険をつけるのとつけないのでは、倍以上も保険料がかわってくるのはザラです。

このあたりは、保険の内容や条件によっても大きく異なります。

車両保険に関しては、つけるかつけないかは人によってバラバラです。
 
ヒロ
ヒロ

ご自身の運転スキルや、経済状況、愛車の資産価値などを踏まえてよーく考えてから決めましょう

 

いま、話題の車両保険【車対車+A】とは

 
車両保険に入っときたいけど、金銭的な負担を考えると二の足を踏んでしまう。

そんなあなたに、オススメなのが【車対車+A】という車両保険です。

これは、自損事故をのぞいた相手が確認できる事故や火災・盗難などに条件をしぼることで、車両保険なのに保険料をグーンと安くしたものです。

相手が確認できる事故に限るので、当て逃げは対象外となるので注意しましょう。


以下、保険加入内容別に、じぶんのクルマを修理するときの自己負担分のわかりやすい例をまとめています。
 



例:交差点で出会い頭に事故。
過失割合が、【自分2:相手8】の場合
 
保険の加入内容 車両保険未加入 一般的な車両保険加入 【車対車+A】加入
自己負担の有無 修理金額の2割は自腹で負担

保険で修理可

(自己負担0)

保険で修理可

(自己負担0)

 
 
例:電柱にぶつかる単独事故の場合
 
保険の加入内容 車両保険未加入 一般的な車両保険加入 【車対車+A】加入
自己負担の有無 全額自腹で修理

保険で修理可

(自己負担0)

全額自腹で修理
 
※いずれの場合も【自己負担0】の項目は、保険内容によっては免責が発生する場合があります。
 

 
 

【車両保険と自動車保険の違い】まとめ

最後に【車両保険】と【自動車保険】の違いを簡潔にまとめましょう。

【車両保険】は、クルマの修理のための保険。入る入らないはどっちでもOK。

【自動車保険】は、そんな車両保険も含めた保険全体を指す。ハンドルを握る以上はかならず加入しよう。

 
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この記事を書いた人

元某国産ディーラー→現在は高級欧州車ディーラーの現役自動車整備士。
合格率3%とも言われるメーカー最上位資格を取得。

整備の技術・知識を競う全国大会にも会社代表で出場するなど、整備士としてやることはやりきってきました。

それらを活かしたカーライフに役立つ知識や、ライフスタイルに関する情報を発信しています。

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