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車内で熱中症!?エアコンを入れてるのに?灼熱の車内を涼しくする対策3選

毎年、毎年とんでもない暑さに体だけでなく気持ちも萎えてしまいそうですが、あなたは熱中症対策されていますか?

  • 頻繁に水分とるようにしてる
  • 塩分もしっかりとってる
  • 屋内ではエアコンをずっと稼働させている

みなさん、それぞれに熱中症対策をしていると思いますが、意外と盲点なのがクルマの中です。

実はクルマの中ってエアコンをいれてて「快適で涼しいな〜」と思っていても、温度計ではかると実はふつうに30℃以上あったりするんです。

これはわたしも衝撃でした。

よって、実は車内で熱中症にかかる人も多いようです。

小さいお子さんがいるお母さんは特に心配になりませんか?

快適な車内温度を維持するためのポイントは、いかに停車中に車内温度を上げないようにするかです!

そこで、この記事ではクルマに乗るときに【少しでも車内温度を下げることで熱中症対策に役立つ方法】3選を、どの程度の効果があるのか具体的な解説つきで紹介していきます。

 


エアコンの効きが悪いと感じることはありませんか?

もしかしたら、故障している可能性も?そんなあなたはこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね!

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目次

ドアを開閉するだけ?目からウロコな方法(難易度★☆☆)

もっとも簡単な方法は、クルマに乗り込む前に助手席側の後部座席の窓を全開にした状態で、運転席ドアの開け閉めを5回、勢いよくおこなうことです。

「え?たったそれだけのこと?」と思われるかもしれませんが、これがなかなかの効果を発揮します。

JAFが実際に行ったテストによると、ドアの開閉前後の温度差として以下のような検証結果が出ています。

55℃→47.5℃

 

JAF(日本自動車連盟)
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この検証では、助手席の窓を開けておこなっていますが、わたしが紹介した運転席の対角線上にあたる助手席側の後部座席の窓を開けるほうが、効果が高いです。

これにはきちんとした理由があります。

この方法はドアの開閉によって車内にこもった熱い空気を押し出しているのですが、助手席の窓を開けたやり方だと、車内前側の空気の循環しかされません。

一方で、対角線上の後部座席の窓を開ける方法なら、車内前方だけでなく後方のこもった熱い空気も押し出してくれます。



狭い駐車場や、早朝又は夜間の住宅街などでは気を遣うかもしれませんが、まさに目からウロコな方法ですよね。

たったこれだけで7.5℃も車内温度が下がるのですから、まさに【目からウロコ】熱中症対策でやらない手はありません。

わたしも実践するのですが、車内にこもった【モワァ~】とした空気感がドアの開閉を行うだけでかなりマシになることを体感できます。

車内は密室のため、空気が滞留してしまいます。

空気の流れがいかに大切なのか再認識させられますね。

 

サンシェードの活用(難易度★★☆)

真夏の車内温度は衝撃的な高温で、もっとも高温となるダッシュボード付近は7〜80℃にもなります。

たしかに、炎天下に駐車していたクルマの車内は、手で触れることができないほどまでに高温になっています。

噂によると、車内で目玉焼きが焼けちゃうとか…。(噂というより事実です。笑)

その要因のひとつが、フロントガラスから直接車内に注ぎ込む直射日光です。

直射日光は、我々を本気で駆逐しにかかってきます。

冗談ではなく、本当にそれくらいの危険性があります。

そこで役立つのが、サンシェードです。

フロントガラスに置く、または吸盤で貼ることで室内に注ぎ込む直射日光から車内温度上昇を守ってくれます。

 

こちらもJAFがおこなったテストによると、対策をなにもしない場合だと平均51℃だった車内温度に対して、サンシェードありだと45℃と-6℃もの効果があることが実証されています。

 

http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2013_15.htm



難易度は星2つとしていますがなんら難しいものではありません。

購入して車内に常備しておけば、いつでも使えますからね!

車内のダッシュボードやパネルなどの樹脂パーツやプラスチックパーツは一度、高温になって熱を持ってしまうと、エアコンをつけていてもなかなか温度が下がってくれません。

ましてや、走行中は直射日光が当たることになるのでなおさらです。

これが冒頭でも触れた、エアコンをつけていても実は車内温度が思っているよりも高い原因のひとつなので、熱中症対策で車内温度を下げるためにカーシェードの使用がいかに重要なことであるかご理解いただけるかと思います。



また、サンシェードは車内温度上昇の予防だけでなく、紫外線による車室内の樹脂・プラスチックパーツの劣化予防にも効果的です。

 

ヒロ
ヒロ

わたしは冬場でもサンシェードを活用していますよ。

 

サンシェードはさまざまな種類があって、どんなものがいいのか悩みどころですよね。

そこで楽天市場でもっとも売れている、どんなクルマにも使える汎用サンシェードを紹介しておきます。(Amazonでも購入可)↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

たためばコンパクトになるので、ガラスにつけたままにしておくことも可能です。

造りもしっかりしているので、安心感があっていいですね♪

 

カーフィルムの施工(難易度★★★)

難易度を星3つとしたのは、自分で作業して取り付けることが困難であることと、もっともお金のかかる対処法だからです。

リヤにカーフィルムを施工するのが一般的

カーフィルムは一般的にリヤガラスに施工されるもので、【スモーク】と呼ばれたりすることからも分かるように、フィルムを貼ると透過率が下がるので外から車内が見えにくくなります。

このことから、断熱効果で熱中症対策以外に防犯効果やプライバシー保護効果もあります。

小さいお子さんのいるご家庭で、どうしても車内で授乳をしたりオムツオ替えないといけないことがどうしても出てくると思いますが、外からの視線が気になりますよね。

濃いカーフィルムを選べば、そういった不安や心配を取り除いてくれるでしょう。

そして、本題の車内温度をどれほど下げることに効果があるのかですが、ガラス屋さんからの情報によると5~10℃はかわってくるので、車内温度が下がって涼しくなり熱中症対策になります。

カーフィルムは、その濃さだけでなくさまざまな種類があります。

いまでは紫外線は99.9%カットのものがほとんどですが、車内温度が関係してくるのは赤外線なので、赤外線のカット率が重要になってきます。

 

運転席、助手席ガラスにも貼れるフィルムでさらなる断熱効果!

あなたは、運転席・助手席・フロントガラスは安全運行のため指定物(車検のステッカーやドラレコなど)以外は貼ってはいけないことはご存知ですか?

これは、法律でガラスの透過率が定められているためで、場合によっては整備不良で警察のお世話になってしまうことも・・・。

ですので、運転席・助手席・フロントガラスにはなにも貼ってはいけないと思ってらっしゃる方もいるかと思いますが、実は透過率を満たしてさえいれば透明なカーフィルムを貼ることが可能なのです。

※ただし、車検時の検査員によってはNGで剥がすことを要求されることもあるので施工前に行きつけのクルマ屋さんに確認をとっておいたほうがよいでしょう。

 

実際にわたしの会社でもお世話になっているガラス屋さんの検証では、

  • リヤガラスにカーフィルムを施工してあるクルマ
  • リヤガラス+運転席と助手席にカーフィルムを施工したクルマ

で日射部の車内温度を測定したところ、なんとおよそ13℃もの差が出ました。

このガラス屋さんでは、フロントガラスは全方視界が悪くなる可能性があるので施工していませんが、運転席と助手席のサイドガラスに施工するだけで、ここまでかわるものかとわたしも正直びっくりしています。

本気で車内温度を下げて快適かつ涼しい環境を目指すなら、カーフィルムのフロントガラスをのぞいた全面施工がもっともおすすめですね。

なぜなら、走行中でもその効果が継続して熱中症対策になるからです。

 

ヒロ
ヒロ

走行中にサンシェードをつけたままにするわけにはいきませんし、走行中にドアの開閉をおこなうわけにはいきませんからね。

以下のHPで検証結果や、断熱効果の高いカーフィルム【クールシェード】の紹介をしていますよ。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://www.odasg.co.jp/main/main_b03.html

 

ヒロ
ヒロ

うーん、わたしはフロントは未施工ですがやってみようかな・・・と本気で考え中です。笑

 
エアコンを使っていて快適でも車内温度が高いもっとも大きな理由は、直射日光による赤外線が車内に降り注いでいるからです。
 
お金はかかりますが、カーフィルムでこの赤外線をカットすることがもっと大きな効果を発揮してくれるでしょう!
 
 

カーフィルムの施工にかかる費用はいくら?

カーフィルムはフィルムの種類や施工店舗によっても、大きく異なってきます。

とある施工店舗のものを参考におおよその費用を紹介しますので、参考にしてみてください。

 

車種例 一般的なフィルム 断熱固化の高いフィルム

プリウスクラス

(小型セダンやコンパクトカー)

リヤガラスのみ施工

24,000円~ 30,000円~

プリウスクラス

(小型セダンやコンパクトカー)

運転席・助手席にも施工

38,000円~

41,000円~

アルファードクラス

(大型ミニバン)

リヤガラスのみ施工

31,000円~ 39,000円~

アルファードクラス

(大型ミニバン)

運転席・助手席にも施工

45,000円~ 50,500円~

 

ヒロ
ヒロ

割と相場より安い印象です。ディーラーなどで施工してもらうときはもう少し高いと思います。

 

一度、貼ってしまえば一生モノ!?というか、貼り替えなければいけないようなことはまずないのでご安心を!

自分でフィルムで貼るキットなどもたくさん出ていますが、整備士をしているわたしでも満足のいくレベルで貼ることができません。

失敗して汚くなったり、せっかく買ったフィルムをムダにするくらいなら、100%満足いくプロに任せてしまうほうがよいでしょう。

 

まとめ【灼熱の車内を涼しくする対策】

車内で熱中症になる要因はさまざまありますが、もっとも大きな理由はエアコンが効いていて涼しいと思っていても、実は意外と高い車内温度で隠れ脱水症状になりやすいからです。

そして、その対策は車に乗り込む前段階でやる必要があり、いかに車内温度を上げない、または下げることが重要であるかはわかっていただけたかと思います。

 

ここで紹介した3つの方法は、やらないより確実にやるほうがよいに決まっているものだけを紹介しています。

お金のかからないドアの開閉だけでも、ぜひ次にクルマに乗るときから実践してみてくださいね!

 

 

この記事を書いた人

元某国産ディーラー→現在は高級欧州車ディーラーの現役自動車整備士。
合格率3%とも言われるメーカー最上位資格を取得。

整備の技術・知識を競う全国大会にも会社代表で出場するなど、整備士としてやることはやりきってきました。

それらを活かしたカーライフに役立つ知識や、ライフスタイルに関する情報を発信しています。

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