マツダの新型SUV「MX-30」は、珍しい観音開きレイアウトを採用したスタイリッシュなSUVです。
そういった面からも利便性というよりは、所有欲を満たしてくれるクルマであることがわかります。
それゆえに購入を検討されている方は、愛車へのこだわりの強い方が多いです。
この記事では以下のことについて、元マツダのディーラー整備士であるわたしが徹底解説しています。
- MX-30の人気色・ボディカラーランキング
- 100周年特別仕様車限定色×元マツダ社員イチ押しのボディカラー
↓目次だヨ↓
MX-30の人気色・ボディカラーランキング
MX-30のボディカラーは、すこし複雑なラインナップです。
まずは、カタログやメーカーHPでも確認できるグレードを元にお話ししましょう。
ベースとなる1トーンカラーは以下の4色です。
- ジェットブラックマイカ
- マシーングレープレミアムメタリック
(+55,000円) - ポリメタルグレーメタリック
- セラミックメタリック
これらのボディカラーを選択できるグレードは以下のとおりです。
- MX-30
- Basic Set
- Advanced Set
MX-30は3トーンのボディカラーも選択できます。
ちなみに、マツダを代表する赤色「ソウルレッド」は3トーンカラーのみのラインナップです。
- ソウルレッドクリスタルメタリック
(+110,000円) - セラミックメタリック
(+66,000円) - ポリメタルグレーメタリック
(+66,000円)
これら3トーンカラーを選択できるのは、上位グレードの「Highest Set」のみです。
- Highest Set -Industrial Classic-
- Highest Set Modern Classic-
3トーンカラーは、AピラーからCピラーにかけての色が【グレー系のメタリック】、ルーフが【ジェットブラックマイカ】です。
なお、MX-30はグレードにとらわれない「YOUR ORIGINAL CHOICE」という、用意されたパッケージのなかから自由に組み合わせて自分好みの1台をつくることができます。
つまり、カタログやメーカーHPにあるグレードにとらわれない自分だけのMX-30に仕上げることができます。
これにはボディカラーの選択も含まれるので、実質ボディカラーの選択に制限はないという解釈で間違いありません。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで今回は1トーンと3トーンカラーすべてを別のボディカラーとして、人気色ランキングを作成しました。
参考になれば幸いです♪
1位:セラミックメタリック
人気1位は、【セラミックメタリック】です。
CX-3がデビューしたときに新色のイメージカラーとして、はじめてラインナップされたのがセラミックメタリックです。
車種によっては、ポリメタルグレーが出るのと入れ替わりで廃止されたものもありましたが、MX-30では人気色として存在感を放っています。
CX-3でもっとも人気の高かった色であることから、コンパクトクラスのSUVとセラミックメタメタリックの相性が良いのでしょう。
陶器のようなツルッとした質感に、少しくすんだ白という絶妙なトーンがオシャレでほかの車種ではなかなか見ることのない、マツダ車ならではの独特の雰囲気を醸し出してくれます。
まさに新しい時代のマツダ車(MX-30)にふさわしいボディカラーです。
2位:マシーングレープレミアムメタリック
【マシーングレープレミアムメタリック】はSUVと相性の良い色です。
CX-8、CX-5でも人気カラーとしして多くのユーザーに選ばれています。
そえゆえにMX-30でも人気色なのは納得の結果ですね。
マシーングレーといえば、匠塗第2弾として登場したこだわりのあるボディカラーです。
金属の質感を塗装であらわしたその見た目は、キリっとしていて繊細でいつまでも眺めていたくなるような魅力があります。
意外と汚れが目立つのが盲点ですが…
クセがない万人受けする色。でもこだわりのある一色です。
3位:ソウルレッドクリスタルメタリック(3トーン)
ここで出ましたマツダのアイデンティティ【ソウルレッドクリスタルメタリック(3トーン)】です。
人気のソウルレッドなのに3トーン色しか設定されていないのは、なにか意図があるのでしょうか?
ただ、11万円のボディカラーオプション価格は高いよ~
はい、おっしゃるとおりです。
それでも人気色として多くのひとに選ばれるのは、やはりソウルレッドの持つ魅力(魔力?)とも言えますね。
というか、3トーンになることでアクセントが生まれてくどい感じにならないのがとてもgoodです。
ピラーラインのシルバー色が、とてもいい挿し色になっていて、MX-30のオシャレ感も3割増しくらいになっています。
そりゃ、これを実車で魅せられたら11万円のオプション価格くらい…となるのは当然かもしれませんね。
こだわりの1台として、ご近所さんの注目的となることは間違いないですが、自分自身もきっと長く愛することのできる1台になること間違いありません。
ちなみにソウルレッドについて深掘りした記事も書いてますので、ぜひご覧ください!
4位:ポリメタルグレーメタリック
マツダ3以降のいわゆる第7世代商品群で新たにラインナップされた【ポリメタルグレーメタリック】は、なんともいえないくすみ感のあるトレンドカラーです。
単純にグレーというのはなんだか違う色のトーン…アースカラーのグレー?青みがかってるグレー?
なんだかうまく説明できませんが、とにかくいい色です!(笑)
なんだかうまく説明できませんが、とにかくオシャレな色です!!
あえて言うなれば、派手じゃないので街中に自然と溶け込むボディカラーなのですが、たしかな存在感もあるのがポリメタルグレーメタリックです。
なんだかどの説明も、抽象的過ぎてわかりにくいですね…
ポリメタルグレーメタリックはマツダ、イチ押しのボディカラーなのでディーラーにいけば車種は違えど、実際の色味を見ることができるはずです。
まだ、見たことがない。イメージができないという方はぜひ一度、実車でご覧になってみてください
5位:ジェットブラックマイカ
無難な色や黒白シルバーが人気色となりやすい日本市場ですが、MX-30では【ジェットブラックマイカ】は多数派ではないようです。
ジェットブラックマイカはいちばん、当たり障りのない色でもあるのですが…
それだけ、どのボディカラーも魅力的ってことだね
全身が黒だと統一感が出て、これもまたMX-30の魅力が増すボディカラーです。
精悍なマツダのフロントフェイス、リヤのデザインにベストマッチでカッコ良さが際立つ色ですね。
黒のボディカラーだと、メッキパーツを使ったドレスアップが人気ですが、MX-30の場合はあえてメッキパーツは使わずにシンプルにまとめるのがオススメです。
アフターパーツをつけるにしても、同系色を使ったさり気ない演出がMX-30の魅力をさらに引き出してくれるでしょう。
6位:セラミックメタリック(3トーン)
【セラミックメタリック(3トーン)】は、ルーフ・ピラーが色の異なる3トーンカラーです。
1トーンカラーもあるので、値段が高くなる3トーンのほうが人気は下火ですが、「本当はこっちにしたかった」というユーザーさんは多いはずです。
それは、下記の引用したツイートの写真を見ていただければ、誰しもご納得していただけるのではないでしょうか?
洗練されたセラミックメタリックに、上半身にアクセントカラーが入ることでより一層、都会的でスタイリッシュな1台に仕上がります。
高級ホテルのロビーに停まっていても違和感なし!
高級外車の挟まれて停まっていても違和感なし!
決して、そのような感想は言い過ぎではないはずです。
7位:ポリメタルグレーメタリック(3トーン)
1トーンのポリメタルグレーだとなんだか味気ない気がするんだよなぁ…
そんな、あなたにこそぜひオススメな色が【ポリメタルグレーメタリック(3トーン)】です。
3トーンのポリメタルグレーを用意してくれていてどうもありがとう、マツダさん…
コチラも、先ほどのセラミックメタリックの3トーンと同様に上半身にアクセントが加わることで、かっこいいMX-30が都会的で洗練され、より一層の所有感を満たしてくれる1台に仕上がります。
人気ランキングでは7位としましたが、MX-30のボディカラーはほんとうに不人気色というものが存在しないので、泣く泣くの順位付けです。
ですので、ポリメタルグレーメタリック(3トーン)がいいと思っている方は、そのご自身のセンスを信じて選んで間違いないボディカラーなので、どうかご安心ください!
【ピックアップ】100周年特別仕様車は激レア⁉カラー
MX-30がデビューした2020年はマツダ創立100周年の記念すべき年です。
100周年に合わせてマツダのラインナップする乗用車全車種で100周年特別仕様車を用意。
いずれも白のボディカラーをベースに内装色や各所アクセントカラーに、マローンルージュ色を採用しています。
MX-30でもデビューと同時に100周年特別仕様車が用意されましたが、白色のボディカラーがMX-30にはラインナップされていないので、【セラミックメタリック×マローンルージュメタリック】の2トーンカラーで登場しました。
この、マローンルージュメタリックがとっても奥深い魅力的な色です。
一気に大人の上質感がアップし、MX-30のまた違った一面が顔をのぞかせます。
なにより、このステキな組み合わせのボディカラーが期間限定でしか販売されないということがもったいないです。
わたし自身もお金さえあれば、ぜひとも欲しい1台です。
その証拠にツイートでも、明言しております(笑)
そのほかのボディカラーも魅力的だからこそ、みんながみんな100周年特別仕様車を選ぶわけではありません。
とは言え、いつかは買えなくなる100周年特別仕様車ですから、レア度は時間が経てばたつほど高くなること間違いありません。
というわけで、わたし自身がもっとも気になるボディカラー…100周年特別仕様車専用色である 【セラミックメタリック×マローンルージュメタリック(2トーンカラー)】の紹介でした!
まとめ【MX-30の人気色・ボディカラーランキング!元マツダ整備士が徹底解説】
マツダのボディカラーはどの色も老若男女誰が選んでも馴染んでくれます。
一見、派手と思えるソウルレッドでさえマツダのイメージカラーとして市民権を得たことで、誰もが乗れるボディカラーとして人気を確立しています。
デザイン(見た目)が国内外で評価され、ヨーロッパでもデザインの素晴らしさが日本車のなかでも群を抜いて評価されているマツダ車。
ボディカラーもデザインの一部と考えていることからもわかるように、どの色も甲乙つけがたい魅力で溢れています。
MX-30に関してはとくに、1トーンカラー・3トーンカラーどのボディカラーを選んでもハズレなしの素晴らしいカラーラインナップです。
ぜひ、ご自身のコレだ!!!!という組み合わせを見つけて、MX-30のあるステキなカーライフをはじめてみてはいかがでしょうか。