ケンウッドDRV-MP760｜デメリットは3つ？あおり運転対策万全ドラレコ

ドラレコ戦国時代、いまや様々なメーカーから多くのドラレコが非常に短いスパンで、新型が発売されています。

ケンウッド製のドラレコもご多分に漏れず。

この記事では2021年2月に新発売のケンウッド（KENWOOD）製ドラレコ【DRV-MP760】について、現役整備士のわたしが以下のことを解説しています。

DRV-MP760のデメリットポイントは3つ

ケンウッド（KENWOOD）製ドラレコ「DRV-MP760」を選ぶことのデメリットを3つ紹介します。

電源の取り出しが直結タイプのみ【デメリット】

ドラレコの電源取り出し場所は、以下の2パターンがあります。

ケンウッド（KENWOOD）製のドラレコ 「DRV-MP760」 は電源直結タイプが同梱されています。

別で専用配線を買い足す必要はなく、しかも24時間365日【駐車監視録画】に対応しています。

しかし、車両配線から直接取るタイプなので、気軽にシガーソケット（アクセサリソケット）に挿して使うことができない点がデメリットと言えます。

つまり、クルマにあまり詳しくない人がすぐにサクッと電源を取って使う！！…というのは厳しいです。

プロの整備士に取り付けをお願いした場合、シガーソケット（アクセサリソケット） から電源を取る場合より手間も時間もかかるので、工賃は高くなります。

具体的には、数千円ほど電源直結タイプの方が工賃が高く、取り付けの所要時間も30分ほど多くかかります（もちろん車種、お店によって異なるので確認が必要です）

DRV-MP760は値段が高い【デメリット】

「最新」×「高機能」×「前方＆車室内録画タイプ」

ケンウッド製【DRV-MP760】は、超優等生のドラレコです。

それゆえに値段が高いことがネックです。

実勢価格は、現時点で4万円前後です。

ちなみに、日本製メーカー（ユピテル）のドラレコで前後２カメラタイプなら、最安だとネットで15,000円くらいで購入できます。もちろん細かい部分での機能等は異なります。

値段だけ観ると倍以上の差がありますね。

安心の日本製なので、以下のような機能面で最低限の録画性能があればじゅうぶんという方ならオススメです。

わたしも、以前にすでに取り付け済みの家族のクルマには以下のタイプのものを取り付けしています。

2カメラだが車両後方の撮影には適していない【デメリット】

ケンウッド（KENWOOD）製ドラレコ【DRV-MP760】は、あくまでフロントと車室内の撮影に特化したものです。

車室内は、クルマの両側面の外側も含めて広角に撮影できるので、並走されてのあおり運転や、もし万が一相手がクルマから降りてきて怒鳴り込んできても、ばっちりその様子を撮影してくれる点が大きなメリットです。

↑前モデルと比べると、かなりの広範囲撮影が可能になったことが分かります↑

しかし、上の実際の撮影画像からもわかるように、その分クルマの後方を鮮明に撮影するのは苦手です。

【DRV-MP760】の場合は車室内撮影のため、後方撮影用のカメラはフロントガラスに取り付けることになるのがその理由です。

よって、車両後方を走るクルマのナンバープレート等までは確認することはできません。

一方で、前後2カメラタイプのドラレコであれば、リヤカメラはリヤガラスに取り付けするので後方の映像は鮮明に撮影することが可能です。

おなじケンウッドの【DRV-MR760】だと、リヤガラスに取り付けたカメラからは、こんなに鮮明に車両後方の撮影が可能！

コチラであれば、車両後方を走るクルマのナンバープレートもばっちり認知可能です。

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このように、ドラレコにはそれぞれ特徴があります。

いま一度、ケンウッド【KENWOOD】製ドラレコ【DRV-MP760】のデメリットを確認しましょう。

正直言って、ドラレコそのものの性能として大きな問題はありません。

なんなら、ケンウッド製ドラレコ【DRV-MP760】は、一流メーカー＆最新＆高性能ドラレコです。

ほかのものと悩んでいるのであれば「車室内の撮影を優先する」か、「車両後方の撮影を優先するか」で購入候補を切り分けましょう。

ケンウッド製ドラレコ【DRV-MP760】の注目ポイントを5つピックアップ

もはや、このあたりの機能は安物で聞いたこともないようなメーカーや、海外製品でない限り気にする必要はありません。

それくらい、ドラレコは必須の装備として「ケンウッド」「ユピテル」「コムテック」といった日本製品のクオリティは、じゅうぶんなものとなっています。

よってドラレコ選びで重要なのは、プラスαの機能くらいです。

ケンウッド製【DRV-MP760】を選ぶ場合、どういったメリットがあるのかを簡潔に分かりやすく紹介しましょう。

AI搭載であおり運転対応の録画機能

ケンウッド製ドラレコ【DRV-MP760】の最大のウリが、AIを搭載したドラレコである点です。

蛇行運転や車間距離不保持で、AIによりあおり運転と判断された場合はイベント録画開始。

イベント録画されたデータは上書きされないので、確実に動画データを残すことができます。

昨今、問題視され法的にもかなり厳罰化されるようになった「あおり運転」ですが、その証拠を自動で確実に残してくれます。

車室内用カメラは赤外線内蔵で夜も安心

車室内用カメラは昼間はもちろんのこと、夜の暗い車内であっても確実に撮影できなければ意味がありません。

ケンウッド製ドラレコ【DRV-MP760】なら、もちろん問題なし！

赤外線内蔵LEDカメラで、夜間であっても後席のひとの表情までバッチリ撮影してくれます。

音声コマンド機能で喋るだけで緊急録画が可能

【DRV-MP760】の素晴らしい機能のひとつが、音声認識機能を搭載している点です。

…と思っても、ハンドル操作中だったりスピードが出ていたりで、手が離せなくてドラレコ本体の緊急録画ボタンを押せなかった。

このような経験って意外と多いはず。

そんなときでも、【DRV-MP760】の音声コマンド機能があれば

と言えば、緊急録画を開始してくれます。

これは本当に神機能です！

ちなみに【DRV-MP760】の本体に備わる緊急録画ボタン自体も、本体下部に大きなボタンが備わっていて従来のものより格段に操作がしやすくなっています。

microSDカード128GB対応で長時間録画に対応

ケンウッド（KENWOOD）製ドラレコ【DRV-MP760】は、128GBまでのmicroSDカードに対応しています。

どれくらいの長さかというと、128GBのmicroSDカード使用時で、長時間モードでの録画設定にした場合に、最長で43時間もの録画が可能です。

古いファイルはイベント録画をのぞいて、どんどん上書きされていきます。

わたしも経験があるのですが、お出かけのとき朝一の動画を夜になって帰宅後に確認しようとしたら、すでに上書きされていて結局見れなかった…（意味ねぇじゃん）ということも。

なので、長時間録画可能であればあるほど、それに越したことありません。

ちなみに、以前おなじケンウッド製のドラレコで、microSDカードダブルスロット搭載の【DRV-MR8500】を紹介しましたが、これは128GB×2で最大256GBの容量が確保できます。

【DRV-MP760】の長時間録画モードと、同程度の画質での録画の場合には、およそ100時間もの録画機能を備えることができます。

面倒なmicroSDカードをフォーマットする必要なし！

意外とドラレコの作動不良で多い原因が、SDカードの不良です。

わたしも、以前クルマに装着していた海外製のドラレコで、microSDカードが原因でドラレコそのものがバグった動きをすることがありました。

そういったトラブル回避のためにも、microSDカードの定期的なフォーマットは必須というのが常識でした。

しかし、ケンウッド製ドラレコ「DRV-MP760」はその必要がないということで、これまた驚き！

SDカードエラーが起きにくい独自記録システムを採用しているため、定期的なSDフォーマット（初期化）作業が不要のようです。

【DRV-MP760】は車室内撮影可能＆あおり運転対策特化でかなりオススメ

まさに性能・機能的にも死角なし・文句なしのドラレコ【DRV-MP760】

デメリットは価格の高さと車両後方録画をメインとしていないところくらいです。

DRV-MP760が欲しいけど、車両後方もどうしても撮影したいというのなら、予算をおさえた安価なものでも十分なので、フロント用1カメラ ドラレコをリヤ用として取り付けするのが良いでしょう。

そこまですれば、

録画映像に死角なしの完全体ですね！

ドラレコ購入予算さえ問題なければ、まさに大は小を兼ねる。