大切な愛車のお手入れ、みなさんはどのような方法でおこなっていますか?
わたしはケルヒャーの高圧洗浄機で泡々にして、スポンジで汚れを落とし、その後シュアラスターの「ゼロウォーター」で仕上げて、ボディをヌルテカにすることに悦びを感じています(笑)
というわけで、この記事ではわたしが圧倒的にオススメしているシュアラスターの「ゼロウォーター」の、以下の点について解説しています。
- 3拍子揃った優等生ポイントの深掘り+αも
- ゼロウォーター使用のデメリット
いいところばかり解説していても、シュアラスターの回し者か!と思われかねないので(そんなことない?)、デメリットについてもしっかり触れていきます。
ゼロウォーターの三拍子そろった優等生ポイント
ゼロウォーターの「ここがいい!」というイチ押しのポイントを3つ紹介します。
スプレータイプで手軽に施工
ゼロウォーターの圧倒的なおすすめポイントは、なにより手軽に時間をかけずに施工できる点です。
もちろん手軽さであれば、ほかにもさまざまな洗車・コーティング用品が各社から販売されていますが、ゼロウォーターの場合はたしかな性能も兼ね備えたうえでの手軽さなので、右に出るものはないと思っています。
固形ワックスって、施工後のヌルヌル感や達成感はあるのですが、けっこうデメリットが頭に浮かんできます。
- ワックスの成分でタオルが引っかかったり
- 拭き残しが残ったり(ムラも出やすい)
- 樹脂パーツ部に付着して白くみすぼらしいことになったり…
- きれいに拭きあげるには時間がかかる
とくに、真夏や晴れた日はワックスが乾いたあとの拭き上げに結構大変な思いをしませんか?
しっかり拭きあげないと、ムラも出やすいのでとにかく時間がかかるのが嫌じゃないですか?
わたしの場合、せっかく購入した固形ワックスも洗車時に使うのがめんどうになってしまい、使う機会が減ってしまいました。
最終的には、使い切る前に容器内のワックスがパキパキに割れてしまい、開封からだいぶ時間を経たことでカビもぽつぽつ発生してしまっていました。
一方で、ゼロウォーターならスプレーをボディーにシュッと噴きかけてクロスで拭きのばすだけなので、ムラなく簡単かつ確実に施工しやすいです。
拭きムラがあったとしても無色のスプレーなので、分かりにくい…というより気になったことがありません。
しかも、ゼロウォーターはガラスや樹脂部分の施工もOKということで、ボディ塗装面から多少はみ出すことがあっても何の問題もありません。
固形ワックスなら「ガラスや樹脂部分につかないようにしないと…」と、ここはかなり神経を使うところだったので、全然気にせず施工できる手軽さは、それだけでも大きなメリットです。
このあと、くわしく解説しますが
「え?たったこれだけでちゃんと効果があるの?」
と、その手軽さに逆に不安になるくらいですが、ちゃーんとコーティング効果はバッチリなのでやっぱり「ゼロウォーター」最高です!
艶感とヌルテカ感がたまらない
ゼロウォーターの手軽さはおわかりいただけたと思いますが、もちろん本来のコーティング剤としての効果もなかなかのものです。
シュッとスプレーしてクロスで塗り伸ばしたのちに、手で触れた瞬間にわかるボディのヌルテカ感は、固形ワックスを施工したり店舗でガラスコーティングを施工した直後とかわらないレベルです。
はじめは、スプレーしただけでここまでボディ表面がヌルテカになるものなのかと驚いたものです。
コーティング剤がボディの凹凸にしっかりと入り込んで、塗装面をなめらかに整えてくれている証拠ですね。
しっかりとコーティングされている実感がわかるのも、製品性としては大切なポイントです。
手軽に施工できて、コーティング効果もしっかりとある。
これは文章や写真・動画ではどう頑張っても伝えきれないので、ぜひ実際に体感してもらうしかないですが、「うぉ~!!!!ホンマや!!!!」と思わず唸ってしまうこと間違いありません。
(施工後にボディに水をかけた様子の動画は記事内後半にて紹介しています)
親水(疎水)タイプで汚れが付着しにくい
親水(疎水)タイプであることはゼロウォーターの大きな特徴です。
おなじスプレータイプのコーティング剤は、ほかにもありますがその多くは撥水タイプです。
撥水タイプは水をはじき、ボディに水滴がポツポツ…と残る、またはポロポロと転がり落ちるイメージです。
それゆえに光が当たると、キラキラしていてキレイなのが魅力です。
しかし、逆にこれは黄砂の時期など雨に汚れたあとに、水滴と共にボディに汚れが残りやすいとも言えます。
また、水滴がレンズ効果となってイオンデポジットやウォータースポットがボディに付着しやすくなってしまうデメリットがあります。
そういったデメリットが気に食わん!…そんなユーザーのために生まれたのが【親水(疎水)タイプ】のコーティング剤です。
なにが違うの?
親水(疎水)タイプの特徴は、ボディ面の水分がまとまり「スーッ…」と引いていくところです。
誤解のないように解説しておくと、もちろんコーティングをしているわけですから、塗装面は水をはじきます。
つまり、シチュエーションによっては水滴そのものがボディに残ることはもちろんあります。
(たとえば、小雨など軽く水をかけるような場合など)
トヨタSAI202ブラックに使用してます。他の固形ワックスや液体ワックスに見られがちな乱反射やムラは殆ど無く綺麗に施工できます。光沢も固形ワックスに劣らないです。
ただ親水性は微妙で撥水してしまう事があります。また下地処理の有無、程度で親水具合が変わる印象です。
今まで使った中ではダントツに使いやすいです。
しかし、撥水タイプではないので水滴ひとつひとつに存在感があるのとはすこし異なり、光を反射してキラキラ~と輝く撥水タイプの特徴はありません。
親水タイプは水が塗装面に馴染むような感覚ともいえるでしょう。
それゆえに、水滴としてボディに水分が残りづらいです。
つまり、水滴が原因となるイオンデポジットやウォータースポット(シミ)ができづらいです。
また、スーッと水が引いていくことで雨の後などに汚れがボディに残りづらい特徴があります。
まったく洗車をしていないクルマのボディに水をかけたときの、ヌメーっと水が残る感覚とはまた違うので、親水タイプはコーティングしている実感をしっかりと感じることができます。
ヌメーではなく、スーッですよ!
ヌメーだと水分はボディ上に残るので汚れも残りますが、スーッだとコーティングによりあくまで水を弾いたうえで、水分が引いていくので汚れも付着しにくいです。
…と、ここまで同じことを口うるさく説明したので、親水についてあまりよく分からなかったという方も、イメージはできましたでしょうか?
実証!大雨の後でもきれいなボディ
先日の休みに、ゼロウォーターを使って洗車しました。
その4日後、バケツをひっくり返したような夕立に遭いました。
およそ1時間ほど降り続いた大雨、愛車は職場にある砂利の青空駐車場に。
翌日、出勤前に愛車を見たところ…
どうですか⁉
雨染みもなく、美しいボディを保っていますね。
改めて気にかけて見てみましたが、本当に大雨の後か⁉…と驚くほどきれいですよ!
これぞ、ゼロウォーターの実力ですね。
親水性能により、水滴がボディに残りづらい利点が活きています。
ゼロウォーターのプラスαポイント
ゼロウォーターの「手軽さ」「艶・ヌルテカ感」「親水性」の三拍子についてご理解していただいたところで、ゼロウォーターのプラスαの魅力についてもお伝えしていきましょう。
紫外線(UV)吸収剤配合でボディを守る
ゼロウォーターには【紫外線(UV)吸収剤】が配合されています。
え?紫外線を吸収したら逆にダメじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるでしょう。(わたし自身がそうだった)
かんたんに説明すると、紫外線を吸収することで化学反応を利用し、塗装劣化の原因となるラジカルと呼ばれる分子の発生を抑制します。
それにより塗装面・ボディを保護するとのことです。
大塚化学株式会社さんのHPにわかりやすい解説があります。
クルマは屋外で使うものではありますが、紫外線は大敵です。
分かりやすいものだと、ひと昔前のソリッド色の赤のボディカラーのクルマが色剥げしてしまい、白っぽくなってみすぼらしい姿になっているのを、街中で見かけたことはありませんか。
赤はとくに紫外線による退色の影響が出やすいですが、ほかの色ももちろん影響は少なからず受けています。
塗装色によっては、数年経っておなじ色の新車を真横に並べて見比べないと、実際に把握することは難しいかも(それでもわからないかも)しれません。
それでも、大切な愛車の塗装は少しでもきれいな状態で守ってあげたいところです。
普段の洗車で使うコーティング剤に、塗装面を守る紫外線(UV)吸収剤が含まれていることで、洗車をするたびに塗装を守ることにも一役買っているわけですから、まさに一石二鳥ですね。
使用台数の目安…実際にはもっと使える!
コーティング剤には容量に対して、使用の目安回数が表記されています。
「ゼロウォーター」の場合は、中型車6台分です。
50㎝四方を目安にワンプッシュという使用方法での目安ですが、実際にはどうだったでしょうか。
わたしの愛車は、マツダ アテンザです。
大型セダンですが、ミニバンなどに比べると表面積は小さいので、ちょうど表記にある中型車という解釈でほぼ間違いないでしょう。
そして、割とシュッシュッと余計にスプレーしちゃうタイプでして…
さらに言うと、窓ガラスも全面「ゼロウォーター」を使ってきれいに仕上げています。
それでも、確実に10回分以上は使用できました。
アルファードやハイエースといった大型車で表面積の広い車種で、ちょうど6台分くらいになるのではないでしょうか。
この値段でこの回数しか使えないの⁉…と、購入をためらっていた人は、その点は大きく気にする必要はないでしょう。
ゼロウォーター使用のデメリット
自分自身「こりゃいい!」と思って使っている「ゼロウォーター」ですが、デメリットだってもちろんあります。
- 持続性が低い
- 過度な期待はNG
- 風の強い日は使用に適さない
以上3つが、ここで取り上げるデメリットです。
もう少し深掘りしてみていきましょう。
持続性が低い(気がする)
個人的に使ってみた感想としては、これが唯一気になる点です。
「繰り返し使うほどに艶が増し、汚れも落ちやすくなる」と説明書きにはありますが、具体的に実感することはできませんでした。
艶感は増している気もしますが、これは頻繁にゼロウォーターを使って洗車してるので、当然といえば当然?
汚れの落ちやすさの点も、汚れるときは汚れるのは当然なので、落ちやすくなっているのかどうかまでの判断は正直できません!(笑)
(まったく同じクルマで同じ場所を同じタイミングで走る比較ができれば別ですが…)
また、施工後のボディ表面のヌルヌル感に持続性はそこまでありません。
ヌルヌル感の持続性という点では、固形ワックスのほうが一枚上手でしょう。
ただ雨が降ったあとは、固形ワックスでの施工のほうがヌルヌル感が落ちているように感じますし、水アカのスジが確実に残っていたのがかなり気になっていました。
いずれの特徴も、固形ワックスの主成分が油分である点がそのままよく表れていると言えます。
やはり、ゼロウォーターのほうがトータルで見ると魅力的です
過度な期待NG
ゼロウォーターのように、ユーザー自身で洗車のときに気軽にできるコーティング剤は、
-
手軽
-
安い
上記のような点が特徴です。
たった、2,000円前後で買える商品ですから、ホンモノのコーティングを施工したようなクオリティや持続性を求めることはお門違いです。
つまり、ゼロウォーターに過度な期待をするのはNGです。
あくまで値段相応のクオリティであることは理解する必要があります。
そんなん、そらそうやろ!!
…と思われるかもしれませんが、2,000円のものに数万円するコーティングと同等のクオリティを求め、「この商品は大したことない」とレビューする人も多いのが事実です。
常に親水(疎水)状態が続くことが実感できて、洗車も楽になり、水洗いだけでもキレイにすればボディのヌルヌル感は復活
こんなクオリティを求めるのなら、ケチケチと数千円のコーティング剤で汗水たらして自分で洗車なんかしてないで、いさぎよく数万円~十万円以上のお金を支払って、プロのコーティング屋さんに愛車をコーティングしてもらいましょう。
「過度な期待NG」というよりは、「値段相応の質を正しく理解しよう」という言葉が適切かもしれませんね。
マメに洗車をする人(1~2週間に1回以上)であれば、ボディは常に効果を実感できる状態にあるので、相対的な満足度は高いです。
風の強い日は使用に適さない
ゼロウォーターはスプレータイプなので、シュッとすると細かいミスト状となってスプレーから溶剤が出てきます。
風が強い日などは、シュッとしてもそのほとんどが風に吹かれボディやタオルにかからず、大気の一部に…となってしまします。
これ、めちゃくちゃもったいないです。
よって、ゼロウォーター使用におけるデメリットに認定です。
そうは言いながら、わたし自身は気にせず使っていますが、だからこそわかる「もったいない感」…。
強風の日の洗車にゼロウォーターを使うことを一切控えれば、うまくいくと洗車1回分くらいは得しちゃうかもしれませんね。
ゼロウォーターの実際のクチコミ
ツイッターでゼロウォーターのクチコミを検索してみました。
思った以上に具体的な不満やグチはなくて、好意的な意見が多かったです。
ゼロウォーターくっそ楽な癖にツヤ出てコーティングもしてくれるからオススメしたい😳
— なべお (@HENTAl_Japanese) August 21, 2020
洗車し終わったらやる感覚でいいかも🤔
久々土砂降りの中走って楽しかった😎
— うんちぃた。ヌヌヌーン (@tiita_R1) July 19, 2020
洗車した後ゼロウォーターしてたからきれいなまま🥰
やはり簡易的なコーティングといっても効果は確実にあります!
これは、わたし自身も体感しています。
洗車終わり、乾拭きだけじゃなくてゼロウォーター使うといい感じ pic.twitter.com/8q17cUX424
— ぼるがの (@voluganotuguvia) September 9, 2017
#いちおしゼロコーティング
— kin (@maru__d4) May 21, 2020
曇り空は洗車日和👌🏻
洗車後にゼロウォーターで簡単コーティング。
手間かからずこの艶は嬉しい。樹脂パーツに塗っても白くならないのも👍🏻 pic.twitter.com/06wGPKeFxA
ワックスと違って樹脂部分についたらどしよう…と心配いらず!
樹脂部分に施工もOKなので扱いやすさバツグンですね!
まず洗車w
— マッキーNA8C (@testarrow) January 19, 2019
ゼロウォーターだけでも撥水ちゃんとしてるね👍 pic.twitter.com/AAS4qMSEwJ
洗車道極めました🎵
— うっち〜 (@utcheeee_s15) April 28, 2017
ゼロウォーターの効果がこれ程凄いとは思わなかった!!
動画だと分かりづらいけど手前半分だけゼロウォーター施工済で奥は何もしてない状態。
1回の施工でこんなに親水してくれるなんて驚き😆
重ねるほどコーティングされるから次からの洗車でも使お! pic.twitter.com/tEkPhejkxZ
動画だと、ゼロウォーター施工によるボディの状態がどのようになっているのかよく分かります。
水がまとまって引いてく様子は親水の証です!
まとめとオススメのセットを紹介
ゼロウォーターがどういった、洗車コーティング剤なのかご理解いただけましたか?
あくまで手軽に、おクルマをきれいにすることがこういったコーティング剤はコンセプトなので、過度な期待は禁物ですし洗車をあまりしないズボラさんには向かない商品です。
最低でも2週間に1回など、マメに洗車をしてクルマ自体をいつでもきれいな状態に維持できる方に、オススメの商品です。
そういった方であれば、ゼロウォーターのメリットを最大限教授することができ、デメリットも気にはならないでしょう。
また、施工には下地処理が重要です。
きちんとした下地処理をおこなわずに施工しても、コーティングの効果は発揮できません。
これはゼロウォーターに限らず、どんなコーティング剤にも言えることです。
わたし自身は、下地処理はおこなわずにゼロウォーターの使用を始めましたが、元々は撥水洗車派だったので、ゼロウォーターの親水性能がボディで実感できるまでに数か月を要しました。
もし、ゼロウォーターを使って使ってみたけど効果を実感できない…という場合は
- ねんどクリーナーで鉄粉除去(ボディにざらつきがある場合)
リンク - コンパウンド入りの「スピリットクリーナー」で下地作り
リンクリンク - その後、ゼロウォーターを施工
リンク
この順序での施工を一度、お試しください。
ゼロウォーターは、専用クロス付きのものが使いやすくてオススメです。
もし、クロスはいらないという方にはボトル2本がセットになったものもあります。
また、まずは自分に合った商品なのかそうでないのか試してみたい!
…というあなたには、容量がおよそ半分のゼロウォーターも販売されています。
それぞれ、ご自身にあったものをチョイスしてみてください!