CX-30に搭載されるエンジンは、【ガソリン】【ディーゼル】、そして世界初のエンジン【スカイアクティブ X】の3種類です。
それらの実力はどれほどのものなのか、その走りや燃費など気になることは盛りだくさんですよね。
また、自分にはどのエンジンを搭載したCX-30がオススメなのか分からないという人もいるはずです。
そんな悩みをこの記事では解決していきます。
また、内装や後部座席・荷室の広さが気になるというあなたは、こちらの記事もどうぞ。
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情報が開示され次第、内容を追記します。
CX-30に搭載されるエンジンは3種類
CX-30に搭載されるエンジンは全部で3種類です。
第7世代のマツダ車はMAZDA3にはじまり、小型車~中型車は基本的に以下のラインナップとなるでしょう。
- スカイアクティブ G 【ガソリンエンジン】
- スカイアクティブ D 【ディーゼルエンジン】
- スカイアクティブ X 【世界初‼圧縮着火領域のあるガソリンエンジン×マイルドハイブリッド】
この3本立てです。
CX-30の場合は、【スカイアクティブ G】および【スカイアクティブ X】はエンジン排気量が2.0L、【スカイアクティブ D】は1.8Lです。
話題の【スカイアクティブX】
引用元URL;https://www.mazda.co.jp
世界初の圧縮着火エンジンがついに市販車に搭載されることになりました。
簡単に言うと理屈では、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのいいとこ取りをしたエンジンです。
当初はレギュラーガソリン仕様の予定だったものが、ハイオク仕様になったことで維持費面でのメリットは感じにくいエンジンです。
なんなら、スカイアクティブX搭載グレードはもっとも車両価格も高いです。
燃費もよくて、パワーもある理想的なエンジンですが、ハイオクというランニングコストのかかる燃料の選択に加えて、ディーゼルやガソリンエンジンよりも高い車両価格を十分に理解して購入に踏み切る必要があります。
なめらかな加速感が真新しく、たしかに通常のガソリンエンジンより優れた加速感ですが、絶対的なパンチ力ではディーゼルには劣るでしょう。
スカイアクティブXのみならず、ロータリーエンジンという世界唯一のエンジンも市販化させたマツダの技術力は本当に素晴らしいです。
なぜなら、ほかの大手メーカーの【何分の1】または【何十分の1】とういう開発費で実現しているのですから。
ただ新しいもの好きや、機械工学に詳しい人、クルマ好きには気になるエンジンですが、一般ユーザーにその魅力を伝えるのはやや難しいといえます。
世界初のものが市販化されるので、不具合発生の可能性も少なくはありません。
もちろん、完璧に仕上げられ世に出る可能性もありますが、マツダに限らずどんなメーカーでも工業製品に不具合はつきもの。
そのあたりを理解できる寛大な心も必要なのかもしれませんね。
今やマツダの代名詞クリーンディーゼルの【スカイアクティブ D】
引用元URL;https://www.mazda.co.jp
いわずと知れた、マツダの復活を支えたエンジンがディーゼルエンジンです。
力強さはあるけどもっさりとした走り…という今までのディーゼルエンジンへの固定概念を覆す【鋭い加速感】を持ちながら、燃費も優れています。
さらに使用する燃料が、一般的にレギュラーガソリンよりも20円ほど安い軽油である点もユーザーにとっては嬉しいポイントです。
同じ40Lの燃料を入れるにしても以下のような価格差になりますね。
燃料 | 1Lあたりの価格例 | 40L給油した場合 |
レギュラー | 130円 | 5,200円 |
軽油 | 110円 | 4,400円 |
実際には、ガソリンエンジンより燃費もよいわけですから、さらにランニングコストの差は大きくなります。
ただ、後に解説しますがディーゼルエンジンはユーザーの使用環境によって合う・合わないがあるのでよく考えて選ぶ必要がありそうです。
とは言え、やはりマツダのディーゼルエンジンの力強い加速感は魅力的です。
例えば、高速道路や幹線道路の本線に側道から合流するときは、一瞬で目標スピードに達するのでとても楽です。
山道などで上り坂を走行するときに、ガソリンエンジンだどアクセルをしっかり奥まで踏み込まないと加速していかない場面でも、ディーゼルエンジンであれば軽くアクセルを踏むだけでOK。
運転がとっても楽なんですよねー
しかも、ディーゼルエンジン特有のトラックを彷彿とさせるカラカラ・ガラガラ音は、言われないと気が付かないといっても過言ではないレベルです。
その静粛性能も驚きの進歩です!
手の届く価格に…ガソリンエンジンの【スカイアクティブ G】
引用元URL;https://www.mazda.co.jp
オーソドックスで熟成されたガソリンエンジンは、安心感・安定感抜群です。
CX-30では【2.0Lエンジン】が採用されています。
もしこれが、MAZDA3(ファストバック)に設定のある【1.5Lエンジン】であれば走行性能に物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、2.0Lあればこのクラスでは十分なスペックです。
デミオ(MAZDA2)がベースのCX-3もガソリンエンジンモデルは2.0Lでしたね。
エンジン排気量からわかるのは、マツダ的には同型クラスのクルマの場合、乗用車(セダン・コンパクト・ハッチバック)よりもSUVのほうがハイエンドな位置づけにする傾向があるということです。(あくまで私見です)
ちなみにこの2.0Lエンジンは、サイズが1つ大きいモデルにあたるCX-5やアテンザ(MAZDA6)のガソリンエンジンモデルにも採用されています。
そのことからも、スカイアクティブDやスカイアクティブXの陰に隠れがちですが、CX-30のガソリンエンジンモデルも十分なスペックを誇っていると言えそうです。
ガソリンエンジンならではのレスポンスの良さと、高回転まで気持ちよく回るエンジンが良いという人も多いですね。
また、エントリーグレードにあたる【20S】があるのも、このガソリンモデルのみです。
マツダはずいぶんと前からエントリーグレードも含めた全グレードで、経済産業省が定める安全装備の基準のうち、もっとも優れた【サポカーSワイド】に該当しています。
CX-30ももちろん該当しており、そういった点から見ても【20S】の車両価格税込み239万円のバーゲンプライスは、実車を見ていただければ納得まちがいなしです!
エンジンのスペック・燃費は⁉︎
それぞれのエンジンの概要がわかったところで、もう少し掘り下げてみていきましょう。
燃費はどれくらいなの?
エンジンスペック云々は、よくわからん!
なんんだかんだ一番気になるのは、もっとも数値で分かりやすくて身近な【燃費】ですよね。
いまマツダでは、WLTCモード燃費と呼ばれる、より一層ふだん使いに近い使用状況下での燃費をカタログ燃費としています。
※他メーカーではまだまだ従来のJC08モード燃費での表記であったりします。
では、それぞれの燃費を見てみましょう。
WLTCモード燃費 | スカイアクティブG | スカイアクティブD | スカイアクティブX |
燃費 | 15.4 | 19.2 | ー |
市街地モード | 12.0 | 16.1 | ー |
郊外モード | 15.7 | 19.3 | ー |
高速道路モード | 17.4 | 20.9 | ー |
※2WD・ATモデルで比較。単位【km/L】
使用環境にもよりますが、実燃費は上記の数値の-2.0/Lくらいを目安にしていただけたら、おおむね間違いないでしょう。
個人的に様々なマツダ車に乗ってて感じる感覚でお話させていただくと、郊外路や高速道路だともう少し実燃費が伸びる余地があるはずです。
逆に市街地だともう少し燃費が悪くなる場面も多いです。
エンジンスペックは?
スペック | スカイアクティブG |
スカイアクティブD |
スカイアクティブX |
最高出力【馬力】 |
156PS/ 6,000rpm |
116PS/ 4,000rpm |
ー |
最大トルク |
20.3kgf・m/ 4,000rpm |
27.5kgf・m/ 1,600~2,600rpm |
ー |
これを見ていただいたらわかるのが、ガソリンエンジンはある程度エンジン回転数を上げてあげないと実力が発揮できないということです。
数値的には突出して優れているわけではないものの、CX-30クラスのクルマであれば十分です。
一方で、ディーゼルエンジンは幅広い低速での実用回転域(1,600~2,600rpm)で、最大トルクを発揮します。
ディーゼルエンジンの最大出力の数値は大したことないと感じるでしょうが、運転していて感じるエンジンの力強さはトルクの数値を見て判断するのが適切です。
意外と盲点!CX-30の車両重量の違い
実は、搭載しているエンジンによって車両重量も大きく異なってきます。
というのも、シンプルなガソリンエンジンと比較して、ディーゼルエンジンは排気ガス中に含むススを捕集して燃焼させる【DPF】【ターボ】がエンジンについています。
また、スカイアクティブXにはマイルドハイブリッドの機構がついています。
同グレード・駆動方式等で比較すると、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンでは、5~60kgの車両重量の差があります。
この重量差は、ほぼエンジンとトランスミッションの違いによるものです。
人間一人分、エンジンルーム内(フロント)の重さが異なると、意外とクルマの動力性能にも大きく関わってくるんですよね。
その点で有利になるのは重量が軽いクルマなので、たとえば峠道などのワインディングを意のままに軽快に振り回せるのは(走り屋のような変な意味ではありませんよ)、ガソリンエンジンモデルではないかと思います。
あなたにぴったりのCX-30のエンジンはこれだ!
クルマに詳しくないあなたでも、なんとなーくエンジンの違いが分かったところで、自分にぴったりなエンジンは何なんなのか⁉最後に解説していきましょう。
①チョイ乗り多め②距離も乗らない③大きい出費を抑えたい=スカイアクティブG
はっきり言って、年間5,000km程度までの走行距離であれば車両価格の安いガソリンモデルを選ぶのがもっとも賢い選択肢です。
同じグレードで比較すると、ディーゼルエンジンのスカイアクティブD搭載モデルよりおよそ17万円安く、スカイアクティブX搭載モデルになると68万円も安いです。
正直、あまり乗らないのであればランニングコストで価格差を回収するのは難しいこことがほとんど。
であれば、車両価格が安いに越したことはありません。
よほどディーゼルの加速感が欲しくてたまらない限りは、ガソリンエンジンモデル【スカイアクティブG】を選ぶことをオススメします。
①毎日、距離を乗る②一度の走行距離が長い③ランニングコスト重視④アグレッシブな運転=スカイアクティブD
ディーゼルエンジンは、高速道路・郊外路では同クラスのハイブリッド車よりも燃費が良くなるので、通勤などで中長距離を運転するユーザーに向いています。
具体的には、田舎や郊外に住んでいて通勤に数十分~1時間運転することが日常であるひとであればドンピシャですね!
実はもともと、ディーゼルエンジンは小さいエンジンには向いていません。(というより、ディーゼルエンジンの特性上、実用化が難しかった)
→つまり、少しでも排気量が大きいほうがディーゼルエンジンの本領を発揮できる
実際に、デミオ(MAZDA2・DJ型)や初期のCX-3(DK型)・アクセラ(BM型)に搭載されていた1.5Lのディーゼルエンジンは排ガス中のススが原因のトラブルも多く、その後デミオ(MAZDA2)を除いた車種では1.5Lが廃止され、新たに1.8Lに置き換わっています。
これは、トラブルを未然に防ぎたいメーカーの意図があったように思います。
そして、トラブルの根源であるススの発生は、エンジンが温まりきらないチョイ乗りや極端な燃費運転が招くとも言われています。
そういった理由からガソリンエンジンは【①チョイ乗り多め②距離も乗らない】人にオススメさせてもらいました。
そして、その真逆にある【①毎日、距離を乗る②一度の走行距離が長い】人であれば、スカイアクティブDのディーゼルエンジンのメリットのひとつである、ランニングコストの安さで車両価格の差を埋めることが見込めます。
また、【④アグレッシブな運転】をしたい人が満足できる性能をもっていて、そうした運転はディーゼルエンジンが健康的な状態であること(ススが溜まりにくい)に影響する、重要なポイントのひとつです。
①新感覚を味わいたいチャレンジャー②コスパとか関係ねぇー!=スカイアクティブX
はっきり言って、高いです。(笑)
X PROACTIVEで329万円、X L Packageで347万円。
スカイアクティブDのディーゼルエンジン搭載モデルの同じグレードと比較して、41万円も高いです。
みなさんご存じ&この記事内でも解説しましたが、ディーゼルエンジンは
- 燃費良し
- 走り良し
- 軽油で燃料代安い
この3拍子そろった最強エンジンであることが、すでにその実績からも証明されています。
そして、使用環境によっては通常のガソリンエンジンのほうがオススメである場合もあると…
では、スカイアクティブXは…?
燃費が良くてもハイオク仕様だから結果、燃料代は軽油を使うディーゼルには敵わない
走りはよいかもしれないけどディーゼルでも十分すぎるからな~
…こうなると、スカイアクティブXをオススメするユーザー層がはっきり言って見当たりません‼‼‼(笑)
そこでわたしが絞り出した答えが
マツダが大好きで、新しいもの好き、コスパなんて関係ない富裕層
といったところでしょうか。
たしかにスカイアクティブXはすごいです。
なんてったて世界初のエンジンですからね。
でもやっぱり一般ユーザーと開発メーカーの間には、そこの感じ方にどうしても溝があることが否めませんね。
まとめ【CX-30のエンジン種類・スペック、おすすめ】
話題のCX-30は、このサイズ感を求めていたというファンも多いはずです。
購入を検討する中で、エンジンの違いによるグレード構成の差や車両価格の違いが、悩みの種となることもあるでしょう。
そんな、あなたの悩みの解決にこの記事が少しでも役に立ってくれれば嬉しいです。
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