マツダのCXシリーズといえば、SUVシリーズで2020年現在、小さいものから順に国内販売されているものとして【CX-3】【CX-30】【CX-5】【CX-8】があります。
この記事では以下のことを解説しています。
また、わからない用語があるという方はそちらについてもわかりやすく解説しているので、ご安心ください。
マツダCXシリーズの購入に際しての参考になれば幸いです。
また、ほかにもマツダ車に関する有益な記事をたくさん書いているので、そちらも良ければご緒にどうぞ♪
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というわけで、この記事は【プロの整備士ヒロ】が徹底リサーチした確実な知識をご提供します♪
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【CX-3】【CX-30】【CX-5】のサイズ比較
※表記の数字の単位はすべて【mm】です。燃料タンク容量は【L】
車種 | CX-3 | CX-30 | CX-5 |
全長 | 4275 | 4395 | 4545 |
全幅 | 1765 | 1795 | 1840 |
全高 | 1550 | 1540 | 1690 |
ホイールベース | 2570 | 2655 | 2700 |
フロントオーバーハング | 910 | 915 | 945 |
リヤオーバーハング | 795 | 825 | 900 |
最低地上高 | 160 | 175 | 210 |
燃料タンク容量 | 44~48 | 48~51 | 56~58 |
数字から読み取れるのは、どの数値も分かりやすく同じように大・中・小と並んでいるところです。
唯一、全高だけがCX-3とCX-30で逆転していますが、これはドルフィンアンテナ分の高さが大きな要因です。
また、車室内の工夫によりCX-30のほうが45mmも室内高に余裕があり、実際に広いです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
当たり前ですが、CX-5はこうして比較すると大きいですね。
ちなみに3車種ともにボディサイズは3ナンバーです。
え?CX-3も3ナンバーなの?
と思われるかもしれませんが、車幅が5ナンバー規格の条件のひとつである1,700mm以下をオーバーしていることが理由です。
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わかりにくい各クルマ用語を解説
各数値の比較において、オーバーハングなど聞き馴染みのない用語があると感じた方もいらっしゃるはずです。
しっかりと解説させていただきます。
ホイールベースとは?
引用元:ウィキペディア
ホイールベースとは、フロントホイールの中心からリヤホイールの中心までの距離のことを指します。
ホイールベースが長いことによるメリットは以下のとおりです。
- 直進安定性が向上
- 路面からの衝撃や振動が伝わりにくい
- 車室内空間が広くなる
一方で、デメリットは以下のとおりです
- 最小回転半径が大きくなる
クルマが大きいほど、高速道路でハンドルが取られにくかったり、乗り心地が良い傾向にあるのは、車格がよいことが要因としてあります。
しかし、こうした基本構造も大きな要因となります。
【CX-3】→【CX-30】→【CX-5】の順でホイールベースは長くなっています。
おおむねイメージどおりのサイズ感の違いですね。
フロントオーバーハングとは?
聞き馴染みの少ない【フロントオーバーハング】について解説しましょう。
最近の人気車種はフロントオーバーハングが短い傾向
引用元:ウィキペディア
フロントオーバーハングは、フロントタイヤの中心からフロントの最先端部分までの距離を指します。(画像のAの部分です)
近年のミニバンやコンパクトカーは、車室内空間確保のためホイールベースを長く取って、オーバーハングを短くしています。
それを素人でもパッと見て分かるポイントが、ボンネットの短さです。
いまは、ボンネットが短いクルマが本当に多いよね
一方で、マツダのクルマはデザインを優先したクルマづくりをしていて、ボンネットが長いことは一目瞭然です。
例えば、ホンダ フィットの全長は3,990〜4,045mmですが、デミオ(MAZDA2)は4,065mmです。
比較したり、どちらも乗ったことがある方は分かると思いますが、断然フィットの方が車室内が広く後席の足元の余裕もあります。
しかし、クルマそのものの全長はデミオ(MAZDA2)のほうが長いです。
*豆知識*
ちなみにスバルのクルマは独自の水平対向エンジンのレイアウト上、オーバーハングが長くなる傾向にあるようです
フロントオーバーハングが長いメリット・デメリット
厳密にはフロントオーバーハングが長いと、狭い道でハンドルを切ったときの振り幅が大きくなるので、障害物に接触する可能性が高くなるなどのデメリットがあります。
しかし、それらはそこまで重要ではないです。
(乗ってしまえば、気にならないはずです)
いまのクルマはフロント事故を起こしたときに、乗員を保護するためにクラッシャブルゾーンと呼ばれる【クルマを潰して衝撃を吸収する部位】を備えています。
フロントオーバーハングが長いと、その分衝撃を吸収するためにクルマが潰れる余力があることになります。
リヤオーバーハングとは?
引用元:ウィキペディア
リヤオーバーハングは、フロントオーバーと同様の意味で、それのリヤ版です。(画像のBの部分です)
リヤタイヤ中心からリヤバンパー最後端部までの距離を指します。
フロント同様に長くなれば、追突事故時の衝撃に強くなる傾向にあります。
また、シートレイアウトにもよるので一概には言えませんが、リヤオーバーハングが長くなると、荷室の広さも奥行きができて広くなる傾向にあります。
都市部の立体駐車場に入るのはCX-30まで
車両の購入時に、都会の人やマンション住まいの方が特に気にすることが、立体駐車場に無理なく収まるかどうかではないでしょうか。
設計の古いものだと全幅の制限は1,850mmとCX-5でもなんとか駐車可能なサイズであることが多いですが、問題は全高です。
高さ制限が1,550mmというのがかなりネックとなり、駐車可能なクルマがかなり絞られてしまいます。
これをクリアするのは全高1,550mmのCX-3と1,540mmのCX-30です。
ただし、CX-3はギリギリとなるので場合によっては駐車不可能な場合もあるので要注意です。
この数値は軽自動車ですら駐車できない高さです。
ちなみにワゴンRは【1,650mm】、いま日本でもっとも売れているクルマでトールワゴン軽の代表格N-BOXで【1,790〜1,815mm】です。
いまの軽自動車は広くて魅力だけど、環境によっては購入候補から外さざるを得ないデメリットにもなるんだね〜
そう考えるとCX-30って、3車種のなかで最後にデビューしたこともあり、【見た目】【実用性】とうまく考えられたサイズ感だよね
まとめ【CX-30・CX-3・CX-5のサイズ比較】
マツダのSUVのサイズをこうしてまとめた表で比較できるものは少ないと思うので、参考になったのではないでしょうか。
いろいろと悩むクルマ選びですが、こうしたサイズ感を把握することも大切ですよね。
特に都心部などで、駐車場や道幅に制限のあるユーザーにとって、ボディサイズはミリ単位で考えなければいけない死活問題ですからね!
あなたにとって、お気に入りの1台が見つかることを祈っております♪
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