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【体験談】30代自動車整備士の転職記録①。職場環境は改悪?|1週間目~

こんにちは、管理人のヒロです。

  • 31歳
  • 1年前に住宅購入し35年フルローン
  • 1年前に第一子誕生(めっちゃかわいいんや…)

 

そんな状況で転職した男の実体験談を赤裸々に綴っていくこのシリーズ。

 

わたしは、自動車整備士という仕事に誇りを持っています。

しかし、業界ではさまざまな理由で整備士を辞めていく人が後を絶ちません。

 

ただでさえ、人手不足な業界でこれは死活問題です。

でもね、我慢しなくていいと思います。嫌なら辞めればいい。

 

しかし、自分自身が自動車業界にいるうちは、1人でもそんな整備士が減ってほしいのが正直な思いです。

わたしのリアルタイムでの実体験談が…

 

  • 転職しようかな
  • キャリアアップしたいな
  • 職場環境に悩んでいる
  • 自動車整備士として将来が心配

 

現状に満足いかないあなたの悩みを解決するお役に立てたり、参考になる部分があったり、気持ちが楽になる部分があれば幸いです。

 

ヒロ
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ちなみに、国産ディーラーから輸入車ディーラーへの転職です

 

目次

新たな職場の欠点・問題点を公開

自動車整備士とひとえに言っても【残業】に代表されるように、会社による違いだけでなく店舗間格差もあったりと、問題は山積みです。

わたしが転職して1週間で分かった、新たな職場の【欠点】【問題点】を以前の職場と比較してみました。

 

具体的には以下の6つです。

 

  1. システムが古く、時代遅れで非効率

  2. 共用工具が少ない

  3. 工具を自腹で買い足す

  4. 軍手も自腹!

  5. ツナギは自宅で洗濯

  6. ダラダラと長時間残業

 

ちなみにTwitterで仲良くさせていただいてる方が、こんな有益なツイートをしてらっしゃいました。

リプ欄を見ればさまざまな自動車整備士業界の実態が見えてきて、タメになりますよ!

 

 

①システムが古く、時代遅れで非効率

便利になった時代だからこそ、社内またはメーカーが採用するシステムによって効率も大きく変わってきてしまします。

 

勤怠システムの入力で時間を取られてしまう

まず、勤怠システムや作業のタイムマネジメントシステムはwebなのに、残業申請はペーパーに手書きでおこないます。

うーん、なぜデジタルとアナログがこんな混じっちゃってるの?

…と、驚きましたが、なぜかそれを事務員の女性スタッフが別?でwebに入力するという二度手間っぷりです。

 

ヒロ
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非効率だなぁ

 

また、残業で遅くなった日には決められた時間になるとPCが強制シャットダウンされてしまいます。

ということは、どこかのタイミングで入力できていない部分を入力する時間を作らなければいけません。

 

勤怠システムでタイムカードの処理をするためには、タイムマネジメントシステムのほうで作業時間等の帳尻合わせせなければならず、その処理にけっこう時間がかかってしまいます。

これに時間を取られてしまい、せっかく早く帰れると思ってても「30分~」退社するのが遅くなることもあります。

 

ヒロ
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まだ小さい娘の顔が見たいから、ちょっとでも早く帰りたいんや~

 

メーカーのシステムそのものが使いづらい

これはもう、国産の至れり尽くせりの恵まれた環境で育ったわたしにとって、輸入車ブランドすべて?にあてはまるのかもしれまん。

さらにその中でも、扱いブランドがお国柄から「キッチリ」とは程遠いこともあって、なんとも行き当たりばったり感が…

 

ヒロ
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これも、工数がかかり効率が悪くなる要因のひとつです

 

配線図や整備書もつい最近までDVD-ROMで配布ってんだから驚きです!

配線色は現地語表記で一見には判断できず

 

…いや、英語表記くらいしてくれてもえぇやないか!!

現地語を覚えるところからスタートです( ノД`)シクシク…

 

②共用工具が少ない

共用工具が少ないのには驚きました。

国産よりマージンが大きい仕事をしてるんだから、しっかりと現場に還元してほしいものです。

 

お客さまの安心・安全なカーライフに関わることですからね。

例えば、小さいトルクレンチや逆にドライブシャフトのセンターナットに使うような大きいトルクレンチが、共用工具として存在していません。

 

バールなどもありませんし、エンジンオイルを上抜きする機械もありません。

このあたりは前職の勤務店舗との比較となるので、逆に今の職場にあって前職の職場にはないというものも、なかにはあります。

 

ヒロ
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折損したボルトを救出するのに使う逆タップも、個人持ちで用意してるのだとか。

うーん、こういったツールは会社負担で工場の共用工具として用意して、万全の態勢を整えておいてほしいものです。

 

③工具を自腹で買い足す

以前勤めていた会社は、入社時に新入社員のために本部スタッフが見繕った必要工具が支給されていました。

 

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取り扱いブランド・現行車種で使用頻度の高い工具を、毎年見直して支給していました。

ありがたかったなぁ~

 

さらに、エアツールは会社持ちで供給でした。

エアインパクトはわたしたち自動車整備士には必須アイテムですが、壊れた時は上司に言って修理してもらっていました。

 

ヒロ
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使用頻度と負担が大きく、割れてしまったインパクト用ソケットレンチも買い替えてもらってました!

 

また、一般的な工具(ソケット・ドライバー・メガネレンチ・タイヤゲージ)はアストロ~KTCくらいのものなら、上司の裁量で会社のお金で買ってもらうことができました。

一方で、たとえば板ラチェットのようないわゆる、「なくてもいいけどあると助かる便利アイテム」や、「snap-on」「MAX TOOLS」といったブランド工具は、エンジニアの趣味性の面が大いにあるので、それらは実費です。

 

キャディ(工具箱)は価格帯的にKTC製までのもので、4~5段で機動性のあるタイプが支給OKでした。

とは言え、多くは以前いた先輩のお下がりがあればそれを使うことになっていました。

 

ヒロ
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でも、なんだかんだみんなsnap-onのえぇキャディを買ったりしちゃうものです(笑)
わたしは、ケチなのでもちろん先輩からのお下がり品です。

 

④軍手までもが自腹!!

転職先の整備工場ではみんな軍手を使わないことに驚き!

ニトリルのビニール手袋や、メカニックグローブを愛用してらっしゃいます。

(読者の方の中には軍手否定派の方も、きっといらっしゃることでしょう)

 

以前の職場ではどの店舗の整備士も、基本的には軍手をしての作業が一般的でした。

軍手は店舗のお金で購入してもらっていましたので、自分で軍手を買うことは一切なかったです。

 

ニトリルグローブは工具と同じ解釈で、なくてもいいけどあると便利なものなので自腹でした。

 

 

ヒロ
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個人的には凸凹のあるシボ加工されたニトリルグローブがお気に入りです。

 

⑤ツナギは自宅で洗濯

以前の職場では週に2回、業者さんが店舗にある使用済ツナギ回収ボックスに入ったツナギを回収して洗濯してくれ、次の回収時に洗濯が終わったツナギを持ってきてもらってました。

破れなどがあった場合は、補修や交換なども業者さんが代行してすべて請け負ってくれていましたので、とても有難かったです。

ツナギの枚数は5着でした。

 

一方で、今の職場はツナギの枚数は3着支給され、自宅で洗濯しなければいけません。

店舗に洗車用タオルのための洗濯機があるので、これで洗えばよくね?…と思うのですが、今の職場はみーんな真面目なので、きちんと自宅で洗ってるようです。

 

ヒロ
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ほかの洗濯物と一緒に洗いたくないから、洗濯機を2回まわす必要があります。

水道代が高くついちゃうよね(汗)

 

⑥長時間残業が慣習化

今の職場も以前の職場も、基本的にサービス残業は一切ありません。

しかし、いまの職場は圧倒的に残業時間が多く50~60時間越えなんて当たり前です。

 

たった一週間働いて確信したのは、ダラダラと仕事していることが要因だということです。

以前いた国産ディーラーはとにかく入庫量も多く、時間勝負でした。

(もちろん、整備品質も問われるのは当然のことです)

 

仕事のスピードも必然的にアップし、ルーティーン化されその繰り返しです。

しかし、いまの職場は50代2名、20代前半2名という極端な構図となっています。

 

50代の整備士はノウハウも沢山あり頼れる存在ですが、若者のようにスピード感をもって仕事をするのは体力的にも厳しいのが正直なところです。

20代前半は若さゆえのパワーでチャチャっと仕事を進めてほしいところですが、現場にはそんな50代の先輩整備士しかいないので、彼らの働く姿が若者にとっての常識・当たり前の日常となります。

 

外部からこの空間に身を投じたわたし(転職)にとっては、一つ一つの動きに

「時間を突き詰めた動き」

がないことが、甘えに映ってしまっています。

 

残業代が100%確実に出るのは素晴らしいことですが、そんな現状に自動車整備士自身が甘えています。

 

事実、入社後若い子たちに「早く帰りたいやろ?」と聞くと…

「残業代もある程度欲しいですし~」と声を揃えて言うので、意識改革が必要だと感じました。

 

また、自分の仕事が早く終わればほかの人のことはお構いなしに帰ればよいはずです。

逆に自分が残業してるとき、早く帰れるひとがいれば早く帰してあげる。

 

まだ仕事をしている人に気を遣って、自分ものらりくらりと定時後の時間を過ごすのは、本当の優しさとは必ずとも言い切れません。

 

  • それよりも、家族との時間が大切ではないですか?

  • 彼氏や彼女と電話をしたり、少しでも会える時間があったら嬉しくないですか?

  • 仕事のある日も帰宅後に、趣味に時間が割ければ最高じゃないですか?

  • それは、あなた自身もそうですが一緒にはたらく他の自動車整備士のひとも同じなのでは?

 

わたしが職場環境に慣れた後に、一番に改善できたら…と感じているポイントの一つです。

(仕事大好き人間の方には、ごめんなさい)

 

職場の欠点や問題点は、働いてみないとわからない

わたしが、転職後に配属されて1週間で感じたことは事前に確認できることも中にはありますが、本部と店舗の認識の違いによって差異がある部分もあります。(工具の自腹or買ってもらえるか問題など)

 

わざわざ言わなくても当たり前のことですが、ほんとうの中身は実際に働いてみなければ分かりません。

かと言って、内定前に工場・店舗にお邪魔して一日中はたらく様子を観察するわけにもいきません。

 

しかし、腹をくくって転職した身ですから弱音を吐いてはいられません。

自動車整備士の転職は、思っていた以上にハードであることを身に染みて感じています。

 

  • 会社のシステム(勤怠、顧客・入庫管理、メーカーの情報サイト)を理解する

  • 取り扱いブランドのクルマの知識を吸収する

  • 整備工場、その会社の独自ルールややり方を覚える

 

これまで長年勤めていた会社では、当たり前ですがストレスなくこれらを自分の手足のごとく使いこなしてきてたわけですが、転職後は1からのスタートです。

わたし自身、自動車整備士としてのキャリアアップというよりは、フロントアドバイザー→管理職・本部スタッフというキャリアプランを若くして実現するために、転職を決意した面が大きいです。

 

しかし、はじめはそのブランドのクルマについて理解を深めるという意味でも、整備士業務に従事するのは当然と思い今に至っています。

初っ端から、自分自身が「予想外にデキナイ男」であったことを認識してくじけそうになりますが、最後に笑い幸せをつかむのは自分だと言い聞かせて(笑)頑張っていきたいです。

 

転職には不安・不満のはけ口のある・なしが重要だと痛感

転職して、初っ端からイケイケで羽根を伸ばして仕事できるひとなんてほぼ皆無でしょう。

かならず、【どんな人でも壁にぶち当たる】ことになるはずです。

 

わたしは、転職エージェントを利用して転職したのですが、入社後もそのエージェント会社の担当者さんやサポート部門が定期的に連絡をくれます。

徹底的に話を聞いたり、なにか問題がないかのなどチェックしてくれるので心強くもあり、誰もが入社後に抱くストレスのはけ口にもなってくれます。

(転職専門のエージェント会社なので、そういったことも理解したうえでのサポート体制なのでしょう)

 

自動車整備士の自分自身が、転職の実体験をとおしてこういった人たちの存在がいかに重要であるのか痛感しています。

いくら、自動車整備士が人手不足で引く手数多な業界と言っても、妻子と住宅ローンがあるわたしにとって、気に入らないことがあったからとポンポンと職を変えるわけにはいきませんからね。

 

あとは、とにかくその会社の中身をひとつでも多く知った状態で転職できていれば心の負担も軽かっただろうなと感じます。

とは言え、わたしが利用した転職エージェント会社はクルマ業界に特化しているわけではありません。

 

わたしの担当者も複数の会社を担当していますが、「立場上、同業者を担当することはない」と言っていましたので、整備業界の中身をわたしたちほど理解はしていませんし、ほかと比較もできません。

良い担当者さんなので利用して良かったとは思っていますが、物足りない部分があるのは事実です。

 

余談ですがそんななか、内定が決まったくらいのタイミングで自動車整備士の転職情報をネットサーフィンしているときに見つけたのが、レソリューション(自動車整備士の求人・転職情報なら【レソリューション】 )という自動車整備士に特化した転職支援サービス会社でした。

もう内定も決まってましたし、わたしにとって選択肢にはなかったのですが、派遣の整備士というカタチの働き方も提案しています。

 

思ったのですが、派遣社員として派遣された先のクルマ屋・ディーラーについて理解を深めて、「ココ、えぇやん!!」ってところが見つかれば、そこで正社員として働くっていうことも方法のひとつとしてありなんじゃないのかなーと。

実際にレソリューションのHPにも、そんなキャリアプランがあることが記載されていました。

 

*紹介予定派遣*

派遣期間を終了した後、派遣スタッフと派遣先企業(就業先)双方が合意の場合、正社員(または契約社員)になることができる形態です。

近年では正社員として就職出来る可能性が大きいことが魅力となっており、人材派遣会社に登録する際の雇用形態を「紹介予定派遣」のみで、お仕事を探される方も多いようです。

 

*こういった方にオススメ!*

「自分にあった会社がわからない」方、
「いつかは正社員として働きたい」と考えている方

「自分にあった会社で働きたい」派遣スタッフと、「良いスタッフを採用したい」派遣先企業双方にメリットがあります。

 

 

さらに、わたしが転職エージェントの入社後のサポートに支えられているという話をしましたが、レソリューションもそのあたりは確実に抑えているようですね。

なんなら自動車整備士業界に特化している会社なので、さまざまな同業他社との比較やこれまでの社内での実績・経験も踏まえてのアドバイス・サポートを受けることができます。

一般的な転職エージェント会社よりも信頼ができて、安心ですね。

 

*レソリューションのサポート*

経験豊富なスタッフがみなさまのお仕事をサポートします。

レソリューションでは一人一人のスキルとライフスタイルにあったお仕事をご紹介させていただきます。

自動車整備、鈑金塗装、フロントアドバイザーなどの専門スキルが必要とされる業務から無資格の方でもできるお仕事、コールセンターや受付事務などの女性の方も活躍していただけるお仕事がたくさんあります。自動車業界においてトップシェアを誇るレソリューションだからこそ、多くのお仕事をご紹介することができます。

入社前から、お仕事開始後も専属のコーディネーターが、職場での不安なことやこれからの希望を一緒に考え、みなさまにとって一番良い選択肢を選んでいただけるようにサポートさせていただきます。

 

 

ちなみに、こちらの記事で派遣社員としての自動車整備士のデメリットと「レソリューション」がどんな会社なのか徹底解説しているので、興味のある方はどうぞ。

 

下記のリンクをクリック!

【自動車整備士を派遣社員でやるデメリットと給料・求人情報を解説|体験談あり】

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まとめ【30代自動車整備士の転職記録①。職場環境は改悪?|1週間目~】

記念すべき「自動車整備士の転職記録、第1週間目」は、なんだかすこーし…いえ、随分とネガティヴな印象の内容になってしまいました。

もちろん、良い部分もあります。

 

てか、11年も勤めてきて十分な実績を残してきた以前の会社を辞めてまで転職したのですから、こんなマインドのままじゃ絶対NGなわけです。

(これからの生活もありますからね)

 

そんな31歳の自動車整備士がリアルタイムで書き綴る【実録】転職記録が、「これから転職を…」と考えている、スマホ・PCの画面の向こうにいる整備士のあなたの参考や、心の支え、楽しみになってもらえれば幸いです。

 

ヒロ
ヒロ

わたしも、時間を見つけて記事の更新を頑張っていけたらと思います。

この記事を書いた人

元某国産ディーラー→現在は高級欧州車ディーラーの現役自動車整備士。
合格率3%とも言われるメーカー最上位資格を取得。

整備の技術・知識を競う全国大会にも会社代表で出場するなど、整備士としてやることはやりきってきました。

それらを活かしたカーライフに役立つ知識や、ライフスタイルに関する情報を発信しています。

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